2026年3月30日より放送開始NHK朝ドラ風、薫るの26話感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
風、薫る 26話 6週目『天泣(てんきゅう)の教室』
皆が仲良くなり始めた所にバーンズ先生がやってきた前回。バーンズ先生の元でいよいよ看護の授業が始まると期待する皆でしたが、始まったのはシーツ直しに、宿舎の掃除とまるで女中のやるようなことばかり。
バーンズ先生の言葉は厳しく、ちょっとしたところに埃が残っていれば厳しく指摘されるまるで小姑のような態度。シーツのセッティングでも、皺をピンと伸ばしてなかったり、できるだけ素早く行う、床につけたりしないといった、様々な点をしっかり見ており、僅かでも問題があれば『This is not Nursing.』と指摘されやり直し。そこにおしゃべりを止める際の『Stop your tongue.』あたりは、今回だけでも何度繰り返されたかと言われるレベルで繰り返され記憶に残るセリフとなりました。
ただ、バーンズ先生がそれをするのは必要だから。まず看護に携わる以上、患者のいる部屋を清潔に保つのは大前提。シーツの件も、僅かな皺がその上にい続ける患者にとっては、体に影響を与えてしまう可能性があるが故。ナイチンゲールの精神が自分の中にあるという先生の指摘は、今後の看護を学ぶ上での大前提を叩きこむための物といった感じ。そもそも、前回ラストの衝撃的な登場からなかなか気難しい先生なのかと思いましたが、今回の描写を見ていると、単にキビキビしているが姿がそう映るだけで割と優しい先生のように思えました。
スコットランドから船で渡る間なのか、学校に来てから覚えたのかは定かではありませんが、教室に来た時点で8人全員の名前を憶えていたあたり、本気でナースを教えようという考えが前提にあることが伺えます。
また、見てもいないのにそこで掃除をしているのが直美だと気づいた、という描写がありましたが、これは直美たちが学んだ観察を、常に心がけているからなのかも。生徒たちをよく観察しているが故に、見るまでもなく音で誰がいるのかわかる、なんてこともあるのかもしれません。
そんな今回のラストは、そもそもあなたたちが不潔であるという指摘、髪の変更が支持される。長い髪を1月も束ねて固めたままとする日本の髪形は、確かにナースとしてはふさわしくないもの。本作のイメージでナースの服を着ているりん達の姿がいよいよ近づいてきたようです。そんな髪形を指摘するシーンですが、まさかの松井先生が率先して変更させられる流れにちょっと笑ってしまう。先生も自分は関係ないと思っていたところの突然の指摘、驚く先生をなかなか軽い感じで背中を押すバーンズ先生に思わず笑ってしまいました。
バーンズ先生の本気さは分かった今回のお話でしたが、その裏で少しずつ生徒側の不満が溜まっている描写も見えているのが気になるところ。最後の髪形の変更なんかもかなりの影響がありそうですが、多江さんあたりは看護を学びに来たはずなのに女中まがいの事をさせられている、となっていそうにも見える。今回はそこまで表に見えることはありませんでしたが、次回の髪形変更辺りでその燻りが爆発するなんてこともありそうです。


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