2026年3月30日より放送開始NHK朝ドラ風、薫るの24話感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
風、薫る 24話 5週目『集いし者たち』
看護学校での授業が始まる中、『Observe』という意味合いに苦戦、更に生徒たち同士もなかなかうまくいかず…といった感じで終わった前回のお話。
今回は、大山様の元へ向かった直美のシーンから物語が始まり、そこで描かれたのは直美の葛藤。どうしても周囲につらく当たってしまう彼女ですが、今回それが自分の問題であること自体は自覚できていることが改めてわかる。久々の占い師からの呼びかけには、料理が下手というものも含まれており、それに反応していたあたりその辺も自覚はあるのかなと少し笑ってしまう。とはいえ、自分の欠点、問題点については、直美自身がよくわかっているというのが感じられるお話でした。
大山様への相談も、自分がついそんな態度をとってしまうが故に、自らを看護婦にはふさわしくないのではないかというもの。看護婦という一人ではできない仕事、確かに今のままの直美では、厳しいのだろうというのは見ていて思う者ですが、大山様の答えはそんな自分の在り方に悩める人であるなら、きっと向いているだろうという物。決して今の直美のままで良いとは認めるわけではないですが、それでもそうやって悩むことができる直美であるならきっと大丈夫と、背中を押してあげる言葉。
本作の登場人物、皆が皆まだ自分の在り方に悩み進み続けていることもあり不安定な描写が多いですが、その中で大山様は皆を導く存在、といった立ち位置が既にしっかりと固まっていて非常に頼りがいがあるのが良いですね。
そんな大山様ですが、直美に更にりんが直前に来ていたことを伝える。直美が効いたように、ovserveの意味を問いに来ていたのと同時に、前回反省していた直美にひどい事を言ってしまった、と悩んでいた様を伝える。
今回、observeの意味『観察する』に対して、皆が悩んでいたのはまだ当時の日本にはちょうどいい訳がなかったが故のものであること、そして、その観察という言葉へと訳される流れが描かれていました。直美とりん、二人が互いを既によく観察している関係だという流れは、話の展開に合わせ改めて二人の関係をよく言い表しているようでよかったです。
そんな今回のラスト、二人そろって門限に送れてしまうも、りんの行動を知った直美が珍しく素直にお礼を口にしたというのに、それをさらっと聞き逃してしまうりんが実にりんらしい感じ。今回も、島健の心を揺らしていたりん、ナチュラルに人たらしな所がある気がしていましたが、十分に活用されているようです。
そんな今回少し気になったのは、寮に残っていたトメさんが、自前の荷物で何かをしていた件。部屋にはいい匂いがしていた、とのことで実家が農家であることを考えると、何か食べ物でも持って来ていたのでしょうか。それでも、彼女は何かをしていることを隠そうとしているようで今後少し気になる所となりました。


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