2026年4月17日に放送開始した『田鎖ブラザーズ』の感想記事です。ネタバレも含まれますのでご注意ください。
2話
野上の事件
前回、ただのひき逃げかと思いきや犯人だった野上が更なる逃亡、そして、被害者である男と野上の間に息子の死という繋がりが見えたことで、事件がまだ終わっていないことが判明した前回(1話感想はこちら)。今回は、改めて野上の周辺を調査、その真実が明らかになる解決編といった感じのお話でした。
あのタイミングで家族もいる人物が逃走となると、ただ逃げただけではなさそうでしたが、水泳部の指導者であった大河内に加え、顧問の女性も厳しい指導をしよしていたことがわかり、更なる復讐が野上の狙いだとわかる。
ただ、今回の話で重要だったのは、兄である田鎖真が復讐者を前にしたときに、その復讐を認めてしまうという点。復讐を目前にした野上を捕まえるのではなく、自由にさせたのは彼自身もまた両親殺しへの復讐がその胸の内にあるが故。やる気がなさそうな態度をしながらも警察を続けているのも、今回ラストのように一番情報が集めやすく、動きやすい立場にいるから、という事なのかもしれません。
野上が復讐を諦め、手を止めた時の真の目が凄く印象に残る。あの時の真は、自分と野上を重ねているようにも見え、復讐を諦める野上を認められなかったという事なのかもしれません。
そんな今回の真の行動から見えてきたのは、田鎖兄弟は時効を迎えた犯人だろうが、自分たちの手で決着をつけるつもりで生きているという事。ただ、今回の話、野上が殺そうとした二人に息子が死んだ原因こそあったものの、息子は自殺するつもりなどなかった、という勘違いの可能性が生じたのも気になる所。このあたり、田鎖兄弟の事件と重なる部分がある、なんてこともありそうです。
2話の時点では、犯人を殺す覚悟を決めている二人ですが、果たしてここからの話で何かが変わることもあるのか、はたまた、最後に復讐を遂げて終わるのか、本作の注目ポイント。また、本作は田鎖兄弟と主人公が二人なのも、気になる所で、もしかすると犯人側の事情、復讐へのスタンスなどにより二人の意見が割れてしまう時が来る、なんてこともありそうですね。
切り付けられた少女は晴子
そんな今回ですが、過去パートで新たな情報が明らかとなる。前回、田鎖両親の事件の際に、切り付けられた少女が意味深でしたが、あの女性が本編で登場した晴子だったことが判明する。
大人になった真・晴子を見ていると、多少歳が離れてはいそうでしたが、幼い頃の描写ではかなり年が離れていたことがわかり、どちらかというと少し歳の離れた姉のような存在というのが正しそうです。
話ぶりからすると、自分を斬りつけたあの人物を田鎖兄弟と共に追っていた様子。彼女も犯人と遭遇していたわけですが、突然切り付けられた際に、犯人の顔を見ていたのかどうか、などちょっと気になる部分も残っています。
また、彼女は時効のタイミング以降、二人の前から姿を消しており、久しぶりに再会していたことも今回判明。弟が晴子に会わないようにしていたのは、前回気になるポイントでしたが、そうやって姿を消したことに対する反抗心のようなものが根底にあったが故で、特に大きな理由があったわけではなさそうでした。
ただ、今の彼女の質屋でありながら情報通という、普通の一般人とは言えない立ち位置を見ていると、果たしてこの姿を消していた過去に何があったのか?という点は気になる所。また、事件の夜になぜ家の前を歩いていたのか、という点もちょっと気になりますね。単なる情報屋というだけではなく、まだ何か隠された事実があるようにも思えます。
なぜ事件の晩は火事だった?
田鎖両親が殺された夜はそのタイミングで火事が起きていたという点も気になるポイント。前回の時点でも何やら事件の際に消防車の音が鳴っていたのは気になっていましたが、単に真が逃げる犯人を見るきっかけだっただけなのかと思っていました。
ただ、今回改めてあの晩火事が起きていたことが明らかになり、これが単なる偶然なのか、何か事件にも重なる理由があるのか、少し気になる要素となる。今のところ、まだ真が逃げる犯人を見かけたきっかけ、と言うだけな気もしますが、少し頭の隅に残しておいてもよい話な気がしますね。
父朔太郎は辛島に何を頼んだ?
今回の過去パートで印象に残ったシーンは、恒常で働く田鎖兄弟の父である朔太郎が、工場長である辛島に何かを頼んでいた場面。現時点では他に情報がなくよくわかりませんが、この頼み事が津田が取材に来ていた理由と、両親が殺される理由に繋がってきている気がします。
どうにも、ただ殺されたとうだけではなく、裏に何やらまだ見えていない事情があることが伺える本作。津田がが班員という件も、あくまで幼い日の真が効いた話からの想像という面が大きそうで津田が犯人というのは間違っていそう。
津田に絡んでは今回、真が刑事一課を嫌っている、という話がちらっと出ましたが、それはかつての自分の両親の事件を解決してくれなかったが故という面が強そうでした。
幼い頃の真、津田が昼家に来て血ちん話を聞こうとし夜にまた来ると語っていた津田の存在を、警察に犯人だと伝えていたことが明らかになりましたが、警察の対応はその人は犯人ではなかった、という言葉のみ。津田にはアリバイがあったとのことですが、今でもなお真は、その後姿を消した津田を犯人として追っているあたり、こういった過去の警察の対応が、今の真が刑事一課を苦手する理由に繋がっていそうです。
ただ、津田が犯人ではないとするなら、なぜその後姿を消したのか?という点が気になる所。父の工場長への頼み事が父が殺された理由だとするなら、おそらくその情報を取材しようとしていた津田がその後姿を隠したのも、父と同じ目に合うのを恐れたが故という風に見えてくる。
そうなると、やはり父が工場長である辛島に何を頼んでいたのか、というあたりが非常に意味深で、辛島の再登場が話の鍵となっていきそうです。
現代パーツで登場した津田ですが、すい臓がんの末期で昏睡状態とのこと。現状、田鎖家の父の謎につながるの彼だけ。次回、どうにか彼から話を聞けるのか、はたまた、彼の周辺人物から過去を辿ることになるのか、どのように過去を探っていくのか気になるところです。
過去の事件犯人考察記事の方も、2話を見て気づいた点、気になった点を追記してみました。これまでの振り返りなどの参考にどうぞ。



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