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仮面ライダーゼッツ 43話 感想・考察 消えた普通の好青年という言葉『Case43 訣れる』

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2025年9月8日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第7作目の作品『仮面ライダーゼッツ』43話『Case43 訣れる』の感想・考察記事です。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

Case43 訣れる

ジークとねむ

カタストロフと莫との決着がついた前回のお話から続く今回のお話で描かれたのは、ジークとパニッシュとの決着。以前もジークの過去については、ちらりと触れられるお話がありましたが、そこを広げる話といった感じでした。

まず、最初に印象に残ったのは、いつもの冒頭の莫の『普通の好青年だ』といったあたりの下りが消えた事。すでに現実でも英語を話せるようになった莫、もはや普通の好青年ではなく夢のエージェントになったという事を表しているのかもしれません。ただ、現実と夢の境が曖昧になるという描写は、どこか不穏さを漂わせる演出でもありました。

そんな今回、ジークとパニッシュとの決着が描かれる中、パニッシュの最後の大暴れが描かれる。以前のパニッシュナイトメアは犯罪者に対して力を与えて罪を行わせ自ら裁くというマッチポンプのような行いを見せていましたが、今回の彼はもはやその建前すらなく人々を裁き続ける。元から人間は裁かれる罪深い物という前提がある故、以前の戦いはあくまでお遊びだったことがよくわかるお話でした。

そんな今回、話の主軸が当たったのは、ねむとジークとの関係。以前から、ねむに対してはよく絡みに行っていたジークですが、今回の話を見ていると自らの罪深い境遇を、ナイトメアに絡んで生まれた彼女の罪深さに重ねていたのかなという気もする。これまで何度も彼女の心を折ろうとしていたのも、自分と同じように罪深い存在なのにまっすぐなままでいることに対して思うところがあったのかもしれません。

心折れそうになる瞬間は何度もあっても、最後まで立ち向かう事を選んだねむ、そんな彼女の存在が今回のジークの心を動かすことに繋がるお話でした。

ただ、今回の話の結論から見ると、そういう話だったというのは何となく見えてきましたが、これまでの二人の交流がそこまでジークの心を動かしていた、とは少し思えなかったのがもったいない気がしますね。もう少しジーク側の過去描写は、これまでの話のねむとの交流の中で見せたり、段階を踏んで進めてほしかったです。

オブリビオンとねむ、そして小鷹の今後は?

莫とカタストロフ、ジークとパニッシュのお話が終わり、いよいよ残るナイトメアは、ファントムとオブリビオンの二体となりました。この二体は共にねむとの関連が深いナイトメアという事で、いよいよ次回からねむに絡んだお話が進みだすようです。

これまでひたすらに笑い続けていたオブリビオンですが、彼の目的はねむが幸せに生きられる世界を目指すこと。元々ベビーナイトメアとして生み出されたオブリビオン、彼もまたねむを母親と慕い彼女の幸せを願っているという風にも思えますが、ナイトメアであることを考えるとやはりそれがねむにとっての悪夢であることを理解して動いているという方が正しいのかも。

次回は、ねむの世界である夢の世界から全てを消し去り、ねむだけが残る幸せな世界を作ろうと動き始めるようです。ファントムと一体化したザ・レディはそれでよいのかという疑問もあり、彼女としてはねむが生き残れればどうなろうとも良いとも取れますが、本当の意味でねむを思うのであれば、立ち向かってほしい気ですね。

また、ザ・レディが話の中心に来るとなると、現在はベルトを失い力を無くした小鷹にも焦点が当たりそう。思えば、なんだかんだ皆夢のために動いている味方ライダーたちの中で、彼だけは自らの夢を見失っているともいえる状況。そのあたりが、彼が再び戦うきっかけになるのかもしれません。

そろそろ最終局面といった感じの仮面ライダーゼッツ、何となく今残っているオブリビオンとファントムが最後の敵というわけではないような気もしますが、果たしてどうなるのでしょうか。

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又三郎

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