2026年7月13日に配信、週刊少年ジャンプ2026年33号で掲載されたHUNTER×HUNTER(ハンターハンター)最新第413話『忠誠』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
第413話 忠誠 感想
ベンジャミン TSK-17感染の真実
ワブル王子の謎について触れられ、今船にいる彼に継承権がない事が明らかとなった前回のお話。そこから続いた今回は、何が描かれるのかと思っていましたが、前回の連載のラストで、第一王子であるベンジャミンが体に受けていた感染症TSK-17の原因が語られるお話となりました。
今回明かされたのは、その原因は第4王子であるハルケンブルグが体を支配しているバルサミルコによるものではなく、施設兵のヒュリコフが行っていたというもの。バルサミルコが持っていたTSK-17とは別の経路、王妃からの横流しで入手したものがベンジャミンに使われていたようです。
ただ、ヒュリコフの行動は、ベンジャミンに対する裏切りというわけではなく、ヒュリコフが父であるビヨンドにより埋め込まれた受けている死後発動する呪いにより、守護霊獣の能力が消えてしまうのではないかという懸念によるもの。むしろ、その呪いをかわすために、ベンジャミンを先に殺す必要があったというもの。
とはいえ、ベンジャミンを殺しては元も子もない話にも思えますが、ベンジャミンの守護霊獣の力がそこに絡んでいる様子。今のところ、その力ははっきりとは語られていませんが、彼が自らの死後息子を王にしようとしている事、そして俺自身が指導者の守護神となる、という言葉から察するに自らの力や意志を子供へと繋いでいくような力であることが伺える。
彼の死んでいった私設兵の力を自らの能力に取り込むベンジャミンバトンと合わせることで、忠誠を誓ったものの力を受け継ぎ続ける国王が誕生し、そこに自らの意志をつなぎ続けることができる、という事なのかもしれません。
ハルケンブルグの矢はどこへ飛んだ?
そんな今回、バルサミルコの体を奪ったハルケンブルグこそが、ベンジャミンの命を奪ったわけではないことが明らかになり、彼が再び能力を使い矢を飛ばし体の交換を行ったことが明かされる。今回冒頭で語られた通り、王を目指すハルケンブルグの魂はまだ生きており、自らの力がどういうものなのかを試し続けているようです。
今回の彼の発言で気になったのは、第一王子には既に『矢』が放たれている、という発言。今回ハルケンブルグが使った力は、ベンジャミンを狙ったものではなさそうで、この矢という言葉は彼の能力を直接指しているわけではなく何らかの比喩のように思える。そこに今回の話を合わせて考えると、母により今回行われた別経路で船に持ち込まれたTSK-17による、ベンジャミン暗殺の件をを指しているのではないかと思います。
ただ、そうなると気になるのは、ハルケンブルグが今回使った矢は何を狙い、何を試すためのものだったのか、という事。404話思惑では、バルサミルコの体を奪った際に自らの能力について考察を重ねていたハルケンブルク。彼の能力で、他の王子の体を奪う事ができれば、そのまま死ぬことで対象とした王子も死亡させられると推測しており、彼の狙いは王子と賛同者の魂交代からの自害であることは間違いないはず。
現在のハルケンブルグの状況は、ハルケンブルグの体が死んだことで、バルサミルコの意識が元の体に戻りハルケンブルグと共存、本来なら元の人格が優先されハルケンブルグが眠ってしまうところですが、バルサミルコを薬で眠らせているが故に主導権を握れている状態。
ここから彼が新たに調べる自らの能力の理とは何なのかを考えてみると、もう一度自らの魂を他の体と入れ替えることができるか、なんてことは思い付きましたが、彼の能力は彼に従うものの中から入れ替わる魂がランダムである以上、そこをピンポイントで調べるのは現実的ではなさそう。
そもそも、ここから戦う上で、体が入れ替わった状態で能力を再び発動できるのか、というあたりを調べようとしていた、なんてこともあるのかもしれませんが、やはりまだ何を考えているのかははっきりとはわからなそうです。
ベンジャミンとの戦いで、死亡したとも思われたハルケンブルグですが、まだまだ継承戦での彼の戦いは続くようで、ここからの彼の動きが楽しみです。






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