2026年11月2日に配信、週刊少年ジャンプ2026年49号で掲載されたONE PIECE(ワンピース)最新第1197話『愛とは防御力』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
1197話『愛とは防御力』感想
愛とは防御力
前回から続くキリンガムとの戦いは、実力ではサンジの方が上ながらも、不死の力を持ち倒せない相手故に苦戦を強いられていました。しかし、今回はこれまでのサンジの総括のようなお話なっていました。
話の中心にあったのはサンジの心の動き。ジェルマという出自ゆえの自らの体への悩み、そして、今の自分があるのは、そんなものより大切なものが確かにあったという気付きが描かれることで、彼の戦い方そのものへの変化と、成長が描かれることになりました。
今の自分があるのはゼフの恩や、自らを生み出してくれた母の想いがあってこそ。とはいえ、その中でカマバッカ王国での修行そのものには恩を感じているようですが、それでもなおあの場所への忌避感からか、思考の中ですら意識の外に置こうとする徹底っぷりには少し笑ってしまう。
そんな今回ですが、ワノクニで、ジェルマの力を受け継いでいることに気付いてしまったが故に、余計にその体を投げ出しかけていたサンジが、今の自分があるのはそれだけではないと気づく流れが非常に良い感じ。。今回のサンジがキリンガムをぶちのめすまでの流れは、これまで戦ってきた相手との戦いが繋がっているように見せてるのもこれまでの長い旅があってこそという感じがありよかったです。
とはいえ、覇王色は、そんな気持ちの変化だけで纏えるようなものではないサンジがこの戦いでまず目指したのは、ジェルマにより作られた強靭な体を傷つけさせない、より一層硬い武装色の発動。
元々不死身以外では余裕のあるキリンガム相手の戦い、いっそ、心を追ってしまえとひたすら首肉を連打する様は、
そんなサンジにキリンガムは、魔気を前回にして立ち向かう。新たにキリンガムが作り出した、魔気鎧を壊せるのは覇王色だけとのことですが、最後の一撃は熱された故に白く映る様は、覇王色の覇気らしさはあまりありませんが、その直前にほとばしった黒い雷、そして魔気の鎧を打ち砕いたことからも、サンジが覇王色を発動させた証明のようでした。
自分自身の体を守ることを決めたが故に、その覚悟をもってルフィを守る盾になるという、サンジの中の己を確立したことが、覇王色を使うにいたるきっかけとなったという事なのかもしれません。
元より、戦いそのものは優位な立場にいたサンジ、覇王色を使った一撃は、キリンガムに大きな痛手を与えたように見えるラスト。これで決着となってもおかしくはないものの、肝心の心臓の破壊ができているのかは少し疑問もあり、次回何が描かれるのか気になるところです。
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