2025年2月16日より放送開始のスーパー戦隊シリーズの50周年記念作品ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー15話『ストップ・ザ・ジューンブライド』の感想です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
第15話『ストップ・ザ・ジューンブライド』感想
テガソードとテガジューンの結婚
6月と言えばジューンブライド、そんな6月初日に放送日が重なった今回のゴジュウジャーは、何やらテガソードとテガジューンの結婚にまつわるお話。テガジューンとテガソードが結婚してしまえば世界が終わるという新事実が明かされ、いよいよ物語は新たな段階へと進むことになりました。
そんな今回のテガソードとテガジューンの結婚、先週の時点ですでに新戦士のゴジュウポーラーが発表されていたこともあり、正直、今回ゴジュウジャーたちは二人の結婚を阻止することには失敗するのかなという気はしていました。やってくる世界の危機を前にラストに新戦士ゴジュウポーラーの登場により事態は解決…ゴジュウポーラーなんて強さだ…なんて感じの展開が新戦士登場に合わせてあるのかなと思っていました。
結局、ゴジュウジャーたちが結婚の阻止に失敗…という流れまでは合っていましたが、結婚指輪はテガソードの手にはめられてしまい、さらに熱いキスまで行われてしまう。しかし、いつまでたってもゴジュウポーラーはでて来ない。そして、その代わりに現れたのはゴジュウポーラーのロボットである『グーデバーン』。禍々しく登場したそれは、破滅の王子と呼ばれていたのを見るに、今の世界を終わらせる存在といった感じなのか。そして、そんな中、映像が途切れてしまうような演出と共に、今回のお話もまた終わってしまう。
何もかもわからないまま自体はよくない方向に向かった事だけがわかり、その果てに見えてきたのは次回予告での新たな世界。なかなか、気になるところが多いお話となっていました。
次回の吠は変わっていない?
何やら、次回予告は真・救世主伝説とのことで、ゴジュウポーラーこと真白が主人公の新たな番組がスタートと言わんがばかりの内容。予告に移ったゴジュウジャーの面々は、おじいちゃんに戻っていたり、アイドルを辞めていたりと、新しい世界で生きている様子。また、何やら公開されたイメージビジュアルでは、指輪の縁の色も水色に変わっている。このあたりと次回予告の内容を合わせて考えてみると、そもそもこの世界での救世主はグーデバーンとなっており、指輪自体もグーデバーン由来の水色に変化したといった感じか。。
今回ブーケが陸王に言っていた、世界は変わってしまうけど、皆の幸せのためというのが気になる所で、そもそもテガソードが誕生した理由自体が、ユニバース大戦で戦った破滅に対抗するためだったことを考えると、テガジューンもまた新たな世界で破滅に立ち向かおうとしている、とも思えますが、そもそも破滅の王子と呼んでいるのが気になる所。今の世界を終わらせるが故に破滅の王子、なのかもしれませんが、どうにもテガジューン自体が何かおかしくなっているようにも見えてくる。テガソードを模して作られたテガジューンですが、テガソードが退けた厄災に利用されてしまっているなんてこともあるのかもしれません。
ということで、何もかもが変わった世界が次回からの舞台となるようですが、そんな中で吠だけは何も変化がない様子。予告に登場したゴジュウジャーたちの姿を見ていると、どうにも新たな世界はテガソードへの願いがそもそもなかった世界と解釈することが出来そう。それならば、元々願いを持っていなかった吠だけは、世界が変わっても変化していないなんてこともあるのかもしれません。
どうやら世界を守る戦士はゴジュウポーラーになっている新世界。ある意味世界の遺物である吠が、ここからどう動くのか気になるところです。
ブーケと陸王
今回のお話では、テガジューン出現のために、三種の神器なるものを集めるブライダンたちの姿が描かれました。
苺を材料にしたケーキ、花束、そして、キャンドル。改めて考えてみると、それぞれブライダンのメンバーに対応した物を集めていたようです。
そして、花束を集めに行ったブーケは、再び陸王と遭遇する。本当に偶然としか言いようのない遭遇ですが、ある意味運命的な再開。この二人の関係、以前からずっとピックアップされていますが、果たしてここからどう拾われていくのか気になる所。
そういえば、新たな世界では陸王はアイドルをやっていないということは、ブーケの推しが消滅してしまったという事。もしかすると、陸王の記憶の復活にはブーケが絡んでくるなんてこともあるのかもしれません。
ノーワンワールドは生成AIによる世界
今回のお話では、ノーワンワールドの秘密が語られることになりました。何やらそもそもテガジューンが、世界を作ることのできる力を持つテガソードを目指して人間に作られたAIとのこと。
現代でも話題になっている生成AIに絡めた世界とのことで、ノーワンが出現する際のジェネレートという言葉もここにかけられていたようです。どうやら、クオンがAI会社の社長というのも、このあたりに絡んだ設定だったようです。
しかし、そうなると気になるのは、テガジューンに絡む人間たちの事。何のためにテガソードのコピーを作ろうとしたのか、テガジューンを作って何をしようとしていたのか、そして、テガジューンを作り出した人間たちはどうなったのか。このあたりは、今後のお話で語られるのでしょうか。
いよいよ、世界の根幹が明らかになりつつも、未だ肝心なことは謎のままなゴジュウジャー。次回の新たな世界で何が語られるのか楽しみです。
コメント