2024年9月8日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第7作目の作品『仮面ライダーゼッツ』31話『Case31 苛む』の感想・考察記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
Case31 苛む
暗殺を告げるゼロ
美浪との絆が描かれ新たな姿への変身が描かれた前回のお話(前回の感想はこちら)から続く今回のお話、その中心になったのは莫とゼロとの関係。
実の親ではないことが明らかになったものの、それでも息子として育ててくれた両親の元へ、莫は改めて墓参りへと向かう。しかし、そこにやってきたゼロは、予知夢での出来事を流出させた莫を裏切者として処分することを伝えに現れました。
このあたりのシーン、本気で処分する気なら、わざわざその情報を莫に伝えること自体に違和感があり、何やら莫に対する思い入れを感じさせるものでしたが、今回、ゼロと莫との間の関係、そこにある真実まで明かされることになりました。
ちょっと余談なのですが、何となく莫は既にゼロの顔は知っているのかと思っていましたが、今回顔を合わせるのは初めてだったようです。それでも、その聞き覚えのある声ははっきりと覚えているようであっという間にゼロ本人であることを理解していました。
ゼロの悪夢
ゼロ直々に自分たちの暗殺を告知された莫、それに対抗するために新たなミッション『Counter the assassination』に挑むことになる。相変わらず自分で辞書を引いて調べてミッションを発令している様子がなかなか微笑ましいですが、この地道な手探り感が好みです。
自分以外の周囲の人物も暗殺対象、更に眠ってしまえば、夢の中で殺されてしまうということで、皆に眠らないよう栄養剤を配りながら、莫はゼロの夢へと入ることになる。
そこで待ち構えていたのは、黒いゼッツ。ダークネスのカプセムを持ったその姿は、ゼッツの前半パートのOPで戦っていた黒い影を思わせるもの。最初こそ、その黒いゼッツがゼロだと思った莫でしたが、戦いの中でその悪夢はゼロの悪夢であることが明らかになる。そして、そこから移り変わった莫をゼロイダーに乗せる夢は、莫はゼロこそが自分の本当の父親であることを理解することに繋がりました。
ゼロの本当の夢は?
今回の莫、ゼロが自部の夢である『ゼッツの完成』のために自分を利用したとゼロの夢を解釈していましたが、果たして本当にそうなのか?という疑問が生じる。
莫をゼロイダーに載せるシーンのゼロを見ていると、単に息子と一緒にいる時間が欲しかった、という風に見えました。特に印象的だったのは、急にバイクにまたがる莫の写真を取り出したシーン。ゼッツ計画進行の資料として写真を撮っていたとも取れなくはないですが、その態度はいつも悠々としているゼロにしては妙に慌ただしい動きで、何となく成長した子供姿を慌てて写真に残そうとする父親という風に見えました。
また、今回、莫が人助けをしようとすると起きていた落雷・鮫・隕石といった不可思議な事故は、今回ゼロの悪夢によるナイトメアの仕業だと明らかになりました。この悪夢について考えてみると、莫が人助けをする=エージェントとして動こうとすると莫を殺そうとする悪夢、ということになり、莫がエージェントになりその結果死ぬことを恐れる潜在意識がナイトメアを生んだ、ととることもできそう。
わざわざ暗殺の予告をしたりと、ゼロはどうにも莫に対して甘いところがちらちらと見えていた気がしましたが、それも息子に対する想いが隠しきれずに出てしまっていた、なんてこともありそうです。ただ、今後のコードナンバースリーの離反を匂わせるOPを見ていると、この甘さが彼に裏切られる隙を生んでしまう、なんておともあるのかもしれません。
そんな今回、ちょっと余談ですが、莫が襲われていた件に富士見さんが早々に気付いていたりと、いつも的外れな彼が凄い冴えていたのがなかなか印象的。小鷹の件が片付いたことも大きいのかもしれません。
ねむの真実
そして、莫と黒いゼッツが戦う裏で、ねむは一人ジークの元へと連れていかれる。そこで語られたのは、これまで生まれたナイトメアが、ベビーナイトメアを生み出したねむの力によるものという事。助けに来たノクスも、ジークのいる檻のナイトメアは、ねむが産まれる前からいる関係ないナイトメアであることは語りましたが、彼女の力がナイトメアを生み出していたという事自体は否定はしませんでした。
ベビーナイトメアを生み出すことができる、ねむの中にある悪夢、ここから先の展開で重要な役割を持っていくことになりそうです。


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