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裏バイト:逃亡禁止 最終回 248話「vacation」感想 【マンガワン】

裏バイト逃亡禁最終回感想 感想
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2026年8月22日配信にマンガワンにて配信された裏バイト:逃亡禁止 の最終回248話「vacation」の感想記事です。ネタバレも含みますので注意してください。

vacation

前回もはや大惨事としかいいようがない展開を迎え最終回へと繋がった本作。そこで描かれたのは、これまで死んでいったはずの人々が登場する日常。デザイナーにより、再びリセットされた世界での裏バイトの一幕が描かれることになりました。

今回の裏バイトで登場したのは『Pin Badge』、前回の大虐殺の際にも紹介されており、その時は7億人近い人間を殺した存在。ただ、今の世界でのその影響力は非常に小さいもので一人閉じ込めるのがやっとと言えるほど弱体化したもの。新しい世界では、裏バイトそのものは消えることはないものの、前の世界と比べると大きく力を落としている。

この裏の変化に関係しているのは、やはり前回ユメが語っていた始まりの裏である『最初の幽霊』ということで、デザイナーがそれを対処したことにより、裏の力が大きくそがれた世界へと変化した、という事のようです。

しかし、最終回の世界での裏への対処のノリ、ちょっとB級ホラー映画っぽさが感じられるのが、どことなく裏の脅威度が落ちた事を実感させてきて面白い。最後の追いかけてくる保安官なんかも、どこかチープさを感じさせるものでやはり前の世界で登場していた裏たちと比べると、どちらかといえば面白さの方が勝ってしまう。この保安官、一応名物保安官とは言われていましたが、『クッサ』の発言がある以上、これも裏の産物のようにも思えますが、普通に人間だったほうが怖いまでありますね。

そんな最終回ですが、そのラストは『vacation』というサブタイトルの通り、全てが片付いた後の世界をひたすらにエンジョイしている様が描かれているのが何とも気持ちい。誇り高き裏バイトは逃走禁止、という以前に行われたタイトルの回収もなかなか決まっていましたが、バイトで稼ぐのは終わった後遊ぶ為、という今回の答えも、前の世界では借金を返すためにひたすら稼いでいたユメが、新しい世界では白浜さん共に前の世界で成し遂げられなかった夢をひたすらに果たしているのが感じられる清々しさを感じさせるラストとなっていました。

長く続いた作品、それも裏のネタが尽きない限りはいつまでも続くようなお話だっただけに、終わってしまうこと自体に寂しさはありますが、特に終盤過酷な話が続いていただけに、皆が幸せなラストを迎えられたのは非常に良い作品。

独特の絵柄で描かれる裏の存在の不気味さ、それに対処するうえで誰が犠牲になるかわからない、ハラハラした感じ。そして、それら全体をどこかコミカルにまとめあげる作風が非常に楽しい作品でした。

次回作の予定はあるのか、またホラーを書いてくれるのかと、色々気になる所はありますが、ひとまず次回作を楽しみに待ちたいところです。

現在19巻まで発売されている本作、全21巻予定、さらに書き足しなんかもあるようなのでそちらも楽しみですね。

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又三郎

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