2026年3月30日より放送開始NHK朝ドラ風、薫るの65話感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
風、薫る 65話 13週目『白日の夢』
ツヤさんの看護婦を目指す勉強が始まる中、りんに対して看護とは何かと言う意味が改めて問いかけられた前回のお話。今回のお話は、今週ちらちらと見えていた不穏な要素が拾われるようなお話となっていました。
ツヤさんの退職
今回一番印象に残ったのは、ツヤさんが退職してしまう事になった件。これまでの看病婦としての仕事をしながら看護婦としての学習を続ける、その無理がたたり大事な薬を与えるのを忘れてしまう。
人命にかかわる出来事という事で、これを放っておくこともできず、上からの報告でツヤさんは退職させられることになってしまいました。
とはいえ、これまでは日本語の授業でも何とかついていくのがやっとだった彼女。今回ラスト、りんから与えられた看護の本が全て英語で書かれていたことに衝撃を受けていた点から考えても、仮に今回辞めさせられることはなくとも、いずれ看病婦との両立には限界が来ていたのではないかと思えるものでした。
この退職は、りんにとってもショックを与えるものであり、今週頭に占い師から与えられていた忠告はまさにこの件を指していたようにも思えます。確かに頑張ることは正しい事で、そうだからこそりんもツヤさんを応援していたわけですが、結果的には間違いに繋がってしまったという今回のお話。
幸いなのは、ツヤさんがまだ看護婦への道を諦めてはいなかったという事。働きながら勉強できた今までよりもより厳しい状況に追い込まれてしまったわけですが、ここから先の再登場があるのか、今後の展開の気になる点となりそうです。
社会を変えるのは病院の仕事ではない
そして、そんなツヤさん退職に絡む話の中で出てきたのは、そもそもツヤさんの失敗が看病婦という金銭的に厳しい人たちがいるからなのではないか、という問題提起。ツヤさんの仕事を減らすことができなかったのも、看病婦の給料が低いから仕事を減らすことができなかった、という話もある。
それ自体はその通りなのかもしれませんが、それをどうにかするのは病院の仕事ではないという正論が突き付けられる。正しい言葉であるゆえに、それを認めざる負えなかった今回のお話。
とはいえ、今病院で働いている看病婦たちも、皆いずれは看護婦に置き換えられていくとなると、この問題は放ってはおけない話でもあるはず。
病院でもどうにもできない話を、まだ看護婦になったばかりのりん達がどうにかできるのか?と言われると正直疑問が残る。とはいえ、この問題が大きめに拾われているのを見るに、ここから先のりん達が、どのように今の社会を変えていくのか、という点も一つの話の焦点になっていくのかと思わせる流れでした。
無事、看護婦になれたりん達ですが、まだまだスタートラインに立ったばかり。ここから看護婦として、当時の社会に生きる人として、何をしていくのか気になるところです。


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