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風、薫る 84・85話 感想 直美の母の神社 浦崎八幡のモデルは諸口神社 17週目『脈動』【NHK2026年前期朝ドラ】

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2026年3月30日より放送開始NHK朝ドラ風、薫るの84・85話の感想記事です。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

風、薫る 84・85話 17週目『脈動』

先日から少し慌ただしく感想記事を書く時間がとれていなかったため、今回は、前回の83話の記事に続いて溜まっていた84・85話をまとめた感想記事となります。

直美と母の話

今週のラストとなった2話ですが、描かれたのは今週一週間かけて描かれてきた、直美と文との間の締めくくりのようなお話。

相変わらず、直接自らが母であるとは伝えない文ですが、その事情を理解している直美からすれば、死に向かう母との最後の時間を共に過ごすことになっている。

84話で特に印象深かったのは、眠る直美の顔を見つめる文の表情。続く85話では、直美が環の寝顔を見ている瞬間が幸せ、そして、母というものは子供が安心して眠っている顔を見るのが幸せ、という話がありましたが、まさにこの時の文の表情が、自らが母親だとは今更伝えることはできないと考える文が見せられた直美に対する母としての面だったように思えます。

色々と文の過去が明らかになってみると、海外に行こうとしたり、詐欺まがいの事をしたりと、直美も文の辿った人生を無自覚になぞるような生き方をしていたのが面白いところ。血は争えないといでもいうかのように、母親の気質を受け継いでいるのが感じられます。

浦崎八幡へ

そんな文の最後の願いとして語られたのは、直美に渡したお守りを手に入れた浦崎八幡へいくというもの。海辺の赤い鳥居が特徴的な子の神社、ロケ地は静岡県の諸口神社となっているようです。

そんな神社へ向かう際、当たり前のように、寛太が付き合ってくれていたりと、もうすっかり直美の相棒の立ち位置となった彼ですが、その信徒としての偽りの姿も、あっさり文に看破されていて少し笑ってしまう。このあたり、流石直美の母親といった感じでした。

そんな神社での、最後の直美と文との会話の場面は、文がこれまで見せなかった素直な感情を表に出していたのが印象的でした。自らの最後の瞬間だと感じているからこそ、最後に直美に対して母としての顔を見せることができた、というのが伝わってくる場面でした。また、直前の神社の参拝するシーンに、親子の姿があったのも、ここからの直美と文、最後の会話が二人の親子としての会話となることを暗に示していた、なんてこともありそうです。

今回、文の最後の瞬間を直接描いたわけではないですが、場面転換からのしんとした静けさが広まる瞬間が、何とも言えない余韻をそこに残している。直美が感じている喪失感をゆっくりと伝えていき、最後それがはちきれるまでの流れは、直美の内にある感情が、じわじわとあふれていく様を描いているようでした。

そんな中描かれた来週の予告は、直美が新たな道へと進む決意が見て取れるものでした。文さんや、トヨさん、お金がもったいないから病院へ行くことができず、病気を悪化させてしまっていた人たち。看護の手が届かない人物へ、訪問看護という新しい形を作ろうとするようです。今回文が最後に直美に語った言葉も、直美が簡単ではないその道を進むうえでの勇気を与えていたのかもしれませんね。

果たして新たな彼女の行動がどのようなお話へと繋がっていくのか、気になるところです。

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又三郎

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