2024年3月3日より放送開始したスーパー戦隊シリーズの第48作目の作品『爆上戦隊ブンブンジャー』。監督:中澤祥次郎、プロデューサー:久慈麗人による作品。様々な惑星を襲う『ハシリヤン』と、気分ブンブンで爆上るヒーローとの戦いを描く。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
38話感想『三下の誓い』
ウェイウェイヤルカー
冒頭からサンシータ―の三人組がなぜつるみ始めたのかが語られ、それぞれ皆失うものがない状態からの再スタートであったことが語られる。
そんなサンシータ―、スピンドー様の地球に来るまでに片付けておけという命令を、言葉通り掃除しておけととらえたらしく何やら慌ただしく清掃に勤しんでいる。また怒られそうだなーと思いながら見ていたら何やら新たな影が現れる。てっきり、今回登場と話に上がっていたグランツ・リスクの登場かと思いきや、やってきたのはウェイウェイヤルカーなるヤルちゃんのような新キャラクター。
こちらも前回予告で紹介されており、ヤルちゃんの兄弟か何かなのかと思っていましたが、あくまで同じ疾走生命体ヤルカー一族の別個体というだけだった様子。そのままヤルちゃんの過去についてもいろいろ語られましたが、何やら元気すぎて生まれてすぐ星から飛び出たやつがいたとのことで、それがヤルちゃんとのこと。更に、ヤルカー一族は、本来はトサカ―というトサカがついているようですが、隕石にぶつかり取れてしまい、記憶も消えてしまったのだろうというのが、ウェイウェイヤルカーの推測。
個人的にはこのあたりの話、あくまでウェイの推測だったり、話ぶりもいまいち信用できない気もして、本当にそれだけなのかというのはちょっと怪しい気がする。ヤルちゃんの過去が今後本編に絡んでくることもあるのでしょうか。
そんな、ウェイウェイヤルカー、ヤルちゃんをエリートにするために迎えに来たと話す。何やら、ハシリヤンの学校に入学しエリートの道を走ろうという勧誘。何となくこの話ぶり、詐欺師が騙しに来たようにしか見えず、そもそも学校もハシリヤンの物という事で、怪しさしかない。その後のウェイのヤルちゃんに対する話ぶりを見ても、本気でエリートの道に向かわせようとしていたようには思えませんでした。
一度はウェイの言葉を信じて、エリートの道を目指して学校へと進もうとしたヤルちゃんでしたが、そんなヤルちゃんの背中を押そうと覚悟を決めていたサンシータ―達を思い出し二人の元へと戻る。
そういえば今回、サンシータ―のテンションが上がっていたせいで、先斗がヤルちゃんの行く道を阻もうとしているかのような描写になっていましたが、当然先斗はその辺の事情は何も知らないはずですし、意味不明な言いがかりをつけられていてちょっと笑ってしまいました。
ブンブンキラーロボの秘密
そして、今回さらっと明かされたブンブンキラーロボの秘密。以前から度々登場しブンブンジャーと戦っていたブンブンキラーロボ、なんとそもそも内藤雷太により地球で作られたものとのことで、それを勝手にサンシータ―が使っていただけだったようです。
内藤たちがブンブンキラーロボを制作していたことは、以前明かされていましたが、まさかサンシータ―が勝手に使っていたというのはなかなか衝撃。ただ、大本の技術に関してはハシリヤンから供与されたものでしょうし、ある意味それも当然の事なのかもしれません。
しかし、ISAはブンブンキラーロボを使って何を企んでいるのか、単にハシリヤンに対抗するために一時的に手を組んだだけというなら、あまりにもハシリヤンとべったりですし、ここからの大也の大きな試練となっていきそうな予感がします。
グランツ・リスク
ワルイド・スピンドーの右腕とまで呼ばれるグランツ・リスクが今回いよいよ登場。頭自体が細身で、これまでの面々と比較してもなかなか異様な体系になっておりかっこよい。ちょっとしたことで機嫌が悪くなるスピンドー様が来る前に、地球のリスクを排除しようと動き出すようです。そんな彼、ちょっと気になったのは、異様に耳が良いような描写がされていたこと。ブンブンとの通信の声がきっちり聞こえていた当たり、この異様な聴力が能力という事なのかも。
黒い傘を開いてブンブンジャーの前から姿を消しましたが、その衝撃だけでもチャンピオンブンブンジャーをひるませており、これまでの幹部との格の違いを感じさせる展開。いよいよ、最終局面が近づいてきたようで、なかなかワクワクさせる悪役の登場となっていました。
次回39話 悲鳴の星
グランツ・リスクに加え、いよいよ次回ワルイドスピンドーまで登場となるようです。しばらくはグランツを中心のエピソードが続くのかと思っていたところ、思いがけずに早いタイミングでの登場。ここから年末、クリスマスなどのイベントもありますが、ギャーソリン集めのために何を仕掛けてくるのか、気になるところです。
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