PR

るろうに剣心 2023年新アニメ 最終回 24話『明治十一年五月十四日』感想

るろうに剣心-新アニメ-24話『明治十一年五月十四日』感想 アニメ
当ブログは、アフィリエイトプログラムに参加して商品を紹介しております。当ページのリンクを介して商品を購入すると著者に収益が発生することがあります。

2023年夏に放送開始した『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚』アニメ、第一シーズン最終回にして第24話『明治十一年五月十四日』の感想文です。

原作既読なので作品全体に関するネタバレもある感想。原作未読のままアニメで初めて触れる方は注意してください。

るろうに剣心 明治剣客浪漫譚

和月伸宏により、週刊少年ジャンプにて連載されていた漫画作品。過去にも一度アニメ化されていますが、今回再アニメ化となるようです。

幕末、人斬り抜刀斎として数多の命を奪った剣客、緋村剣心。明治維新後、彼は人を殺さぬ刀『逆刃刀』をもち、『不殺』の誓いを胸に流浪人としてさまよう。神谷薫や仲間たちとの出会い、過去の因縁に触れる中で、己が過去へと向き合い新たな時代での生き方を考えていくことになる。

ちなみに、現在ジャンプSQにて、本編の直接の続編にあたる『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-』を連載中。瀬田 宗次郎や、新月村の少年、石動雷十太の弟子であった弥彦のライバルの由太郎など、原作に登場した様々なキャラクターも再登場している作品です。

24話『明治十一年五月十四日』

剣心

前回の死闘の終わり、剣心は、拙者ではなく、『俺』という過去の一人称に戻っていることに、気づき自ら頭に一撃をくれることで頭を冷やす剣心。いつぞや以来のおろろーよいう描写も見えて普段の様子に戻る。しかし、その戻る前の斎藤との話ぶりは、途中で止められていなければ、お前を殺していたという、今の剣心ではなく、人霧抜刀斎としての剣心そのもの。

かつての自分を抑えきれない剣心という様子がはっきりと見えるシーンでした。

斎藤

警察の密偵として働いていた斎藤。赤松と、腐った維新志士を切り捨てるは、ここまで不気味さを保っていた彼が本心を見せる。自分たちも敗者ではあっても、その犠牲をもって作り上げた明治という時代と、その時代に生きる人々を守るために、明治に生きる新選組の一員として働いていると言い切る。

ここまではどこか不気味だったり、戦いを求めていたりと、怖さが目立つキャラクターでしたが、その根底にある部分のまっすぐさが見えるよいシーンでした。

そして、そんな斎藤が、大久保利通のために働いているというのが、大久保利通が真に日本を思って行動をしているという事を証明する。

志々雄を暗殺し、都合の悪い人々を消して血にまみれて次の時代を目指した人々が、今も自分たちのためにそんなドロドロの争いを続けているのではないか?という左之助の考えもわかります。しかし、今の斎藤の姿が、そうであるならば今頃斎藤に切り捨てられているだろうという話に強い説得力を持たせていたと思います。

しかし、この明治という時代と人々に対する想いについては、剣心も同じものを持っていそうです。

今回の話では、大久保利通の暗殺により、剣心が志々雄誠への戦いを決意したようにも思えますが、「旧時代を壊すより、新時代を作ることの方がはるかに難しい。」という言葉を聞いた剣心の様子や、あえて皆に聞かせないように自分から大久保卿の元へ向かっていた事などから考えても、例え大久保卿暗殺の件がなくとも、自分たちが時代と、その時代に生きる人々を守るため、京都へ向かう覚悟は固めていたのかもしれないという気がしました。

薫との別れ

今回の話のラストに持ってきたのは、薫との別れ。薫がいたから、今のように穏やかに生きることができていた。しかし、自分がいるから薫達を危険に巻き込み、そして、自分自身もかつての人斬りに戻ってしまう、という恐れ。まして、今回の敵は、京都にいながら東京にて用心を暗殺させるほどの相手。剣心が、皆を思う故に離れていくという終わりは悲し気でした。

しかし、わかってはいたのですが、アニメ1シーズン目終了がここというのは、なかなか衝撃的な終わりとなりました。よい感じにエンディングも流れ出し、剣心が薫に対する神谷道場に受け入れてくれたことの感謝を伝えるも、別れとなる。原作を知らずにこれが最終回と言われたら、結局人斬りは、穏やかに過ごせるわけもなく闇に戻っていきましたと終わり、もはや打ち切りバッドエンドといった感じにも見えかねない終わり方で下

志々雄誠

今回、ついにしっかりと語れる志々雄誠という男。かつての人斬り抜刀斎の後任として人斬りを続けた男。

しかし、その明治政府の闇の部分を知りすぎた故に、戊辰戦争の折に暗殺されてしまった男。

殺したのを確認した上、油をかけ火をつけて、徹底的にやったはずのその男が、なぜか生きていて京都から明治政府に攻撃を仕掛けてくる。多くの人物が陰から志々雄に殺され、今回のラストでは、国の中枢たる、大久保利通までも彼の息のかかる物に殺されることとなる。

このあたりは、歴史での事実を少し歪めながらも、史実に沿わせることで志々雄という男のインパクトを出している感じがしました。

しかし、改めて思うと、志々雄はそこまでされてよく生きていたなと思わざる負えないほどの扱いを受けていますね。今回ラストでは、志々雄の姿も登場、流石にここで終わりなんてことはないでしょうが次の放送はいつになるのか。今のところ、2期放送日などの情報はなさそうですが、発表を楽しみに待ちたいところです。

1シーズン目感想

原作は知っており、過去作についても見たことがったのでどの程度楽しめるか不安でしたが、思い掛けない前日譚が挟まれたり、雷獣太編や、武田観柳の話など、ところどころアレンジが加えられた話となっており面白かったです。不安なのは第二シーズン開始日がわからなという事ぐらい。流石にここで終わりなんてことはなさそうですが、果たしていつになるのでしょうか。

2024年冬アニメのこの枠はどうやら『うる星やつら』の第二シーズンとなりそうです。その後となるのか、まだ先となるのかはわかりませんが楽しみに待ちたいところです。

現在連載中の北海道編での要素も拾ったアニオリ的な部分もあったようなので、第二シーズンがだいぶ先となるなら、そのままそちらのアニメ化まで見据えた展開なんて可能性もあるのかもしれません。

AmazonPrimeで最速配信

2023年版『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚』の新アニメについては、PrimeVideoにてネット最速の配信がされ、テレビ放送の翌日金曜正午に更新されるようです。

見返したい方、見逃した方などはAmazonPrimeにて見てみるとよいかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました