2026年7月20日に配信、週刊少年ジャンプ2026年34号で掲載されたHUNTER×HUNTER(ハンターハンター)最新第414話『仲間』の感想記事です。最新話のネタバレもあるので注意してください。
第414話 仲間 感想
前回の一連の連載のラストで明かされたベンジャミンへのTSK-17感染が、私設兵のヒュリコフからのものであり、それを狙ったのは彼女の母ではあるものの、色々と怪しいウンマであったことが明らかになった前回。今回はいよいよ、特殊戒厳令が発令され、船の中での出来事が大きく動き始めるお話となっていました。
そんな今回ですが、なかなかに良いサプライズだったのは、オイト王妃周辺のお話。現在、船の中にワブル王子はいるかどうかはっきりせず、そもそもいないとしても継承戦に参加しているかどうかはっきりしない状況であるが故に、船内の王妃たちはひとまず安全圏にはいるものの、ビヨンドの呪いが故にリスクを抱えた本物のワブル王子を助けるべく、ゴン・キルアに頼むという物。船の上という地上から隔離された状況故に、彼らの登場も見込めないものかと思っていましたが、思いがけない形で二人の協力が見込まれるようになりました。
ゴンの方は念能力を失ったままということもあり、キルアは遠ざけようとする等々ひと悶着ありそうな気もしますが、それでも彼がクラピカの頼みを聞いて動かないわけはない。何より、クラピカが仲間として二人を頼ったというのが非常に良い展開。かつて鎖の能力を身に着ける際には、師匠が語っていた仲間を作る事、その意味が改めて生きているお話となっていました。
また、これまでなんだかんだ同じ仕事を共有していたとはいえ、ビヨンド側で参加したはずのビルが積極的に味方になってくれたというのも大きい。クラピカの考えだけなら、出すことができなかったハンター協会を巻き込んで対抗していくという流れになったのも大きい。
これまで、継承戦に対してはなんだかんだ蚊帳の外感があったハンター協会ですが、今回のビヨンドの助言でクラピカが動き出せば、船内でのビヨンドの企みに対抗する、という意味で戦いに絡んでいく道が見えてくる。これまでは継承戦ばかりが中心となっていた船内での戦いですが、ここからまた違った軸が見えてきそうで楽しみですね。
しかし、本当にクラピカは周囲の人々に恵まれているのがよくわかるお話。彼一人だったら、どこかで倒れてしまってもおかしくない中、周りにいる人たちのおかげでここまでこれているように思えて仕方ない。とはいえ、そのことはクラピカ自身が一番理解しているような気もしますね。
1009号室には誰がいる?
ゴン、キルアの登場でちょっとテンションが上がった今回のお話ですが、その裏では特殊戒厳令が発令されておりベンジャミンから他の王子への攻撃開始される。
1007号室での出来事は、これまで通り色々と冷静なルズールスーの対応が見れる中、第一王子の私設兵が先走り攻撃を開始。二人の暗殺に成功したようですが、少しその後の会話が気にある。
殺したと思った相手が動いていたが故に、正当防衛、またその後の特殊戒厳令を知っているが故に、誰が誰を調べるという流れなのでしょうが、第七王子の守護霊獣の力は、対象の欲望に合わせた罠を張り、という話だったことを思い出すと、この時点で第一王子の衛兵に能力が発動しているなんてこともあるのかも。
また、1009号室に対しても二人が攻め込もう等していますが、気になるのは室内にいるのは1人という状況。前回、ハルケンブルグは自らの能力を試すためにバルサミルコの体から再び能力を発動させていましたが、その時は周囲に支援者たちの姿があり、ベンジャミンも複数人の信徒がいると考え兵を動かしている。また、前回の最後のページの全体図を見る限りでは、1009号室には誰も描かれていなかったので、どうにも室内で何かが起きている、何かが仕掛けられているというのは間違いなさそうです。
前回の信徒たちの描写が白いシルエットだったのもちょっと気になる所。ハルケンブルグの元に信徒が集いという条件がどの程度の距離で発生するのか、といったことを調べており、実は部屋にいるのはバルサミルコの体のみなんてこともあるのかも。ただ、バルサミルコの体が一人1009号室に残されているのも、それはそれでハルケンブルグからすればリスクしかないわけで、自らの意識をピンポイントで移し替える手段をさらにテストしており、既にバルサミルコの体の中にハルケンブルグがいない、位の状況じゃないとかなり不自然ですね。
また、今回説明された蠅の王(ハエキング)無敵の力は、相互協力型の能力は防げない、という説明はどうにもハルケンブルグの能力を前には無力、と先に語っているようにも思える。1009号室で何が起きているのか、次回が気になるところです。






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