グロウアップショウ ひまわりのサーカス団
2026年夏アニメ、『グロウアップショウ ひまわりのサーカス団』の12話『想いの在処、紡ぐは夢』の感想記事です。アニメの内容のネタバレ等含まれますのでご注意ください。
想いの在処、紡ぐは夢
凜は何を思う?
いよいよブルーローズとの日本予選決勝戦に向けたお話となった今回。前半で描かれたのは、麻利亜の手術の前に一度顔を合わせておきたいというひまわりの面々の気持ち。
無理やり忍び込もうとしては怒られ、その後、出発の空港で顔を合わせようと考えるもその日は決勝当日。麻利亜のために決勝を戦わなければならないという気持ちと、それでも麻利亜の出発前に顔を合わせたいという気持ちの板挟みになる瑞佳。これまでの話での麻利亜に対する気持ち故に悩む姿が描かれることになりました。
凛からの言伝もあり、最後に瑞佳が選んだのは、決勝を戦い抜くというもの。当たり前といえば当たり前の選択ではあるのですが、もしかしたら大切な人と最後になるかもしれない顔合わせができるかどうか、というのは、それだけ大きなものであるが故ということなのでしょう。
気になるのは、この時の凛さんの態度が少し不穏だったこと。何か隠し事をしているようにも見え、最初は麻利亜の言伝は皆を奮起させるための嘘という事なのかと思いましたが、今回のラスト麻利亜を連れて観覧に来ていたのを見るに、どうにもそれだけというわけではなさそう。麻利亜が手術の飛行機に乗らず会場にいたことにも何か繋がっていそうです。
瑞佳のサーカス
麻利亜との面会を辞め、約束の優勝を目指すため瑞佳が選んだのは、サーカスを劇仕立てにするというもの。前回見た映画に気持ちを揺さぶられた瑞佳は、自らの大好きなオズの魔法使いのお話を皆で再現、演劇仕立てにし、観客まで巻き込んだサーカスを作り上げることに成功しました。
決勝戦という事もあり、今回のサーカスパートはしっかりと描かれることになりましたが、これまで登場した人たちもお客さんとして再登場したりと集大成感のあるパートとなっていました。そんな中、スヴェトラーナさんが直接参加せず、お話を作ったりナレーターとしての参加だったりと、意外な才能を発揮していたの面白いところ。何より、瑞佳自身の思い入れがあるオズの魔法使い、一人でひまわりのサーカス団で演技をすることすら拒み一人だった瑞佳が、最後に仲間の協力を得て形を成したというのが良い感じでした。
ただ、前回から続くこのサーカスとしての戦い方の流れ、直接的な技の対決を避ける流れはどうなのかなとちらりと思いましたが、観客はおろか審査員からも好評なようでした。サーカスは技を競う競技ではなく、あくまで観客を楽しませるためのものだからこそ、こういう新しい形のサーカスも受け入れられたようです。
その後、交代で行われるブルーローズの演技は、技術の高さで最高のサーカスを見せるというもの。相変わらず睦美さんがムキムキの鍛えっぷりが印象に残りましたが、次回、ロータスブロッサムをぶつけてくる七海さんとの対決となりそうです。
そんな来週はいよいよ最終回なのですが、気になるのは最後の麻利亜の存在。本来、既に飛行機に乗っているはずの彼女が、なぜか大会を見に来ている。
瑞佳たちの演技を見た後に、ブルーローズの演技も見に来ており、何かを確認しておきたかったとのこと。手術には間に合わないから瑞佳たちが顔を合わせに行くのを辞めたはずの彼女、今会場にいるというのは、予約した飛行機をキャンセルしたという事に他ならないはず。
自らの命をかけた手術を放棄してまで来たのは、サーカスの行方を見届けておきたかったという事なのか。凛さんも何やら今回ずっと浮かない顔をしていたのも、麻利亜がこうすると知っていたが故なのかも。
状況を考えると、麻利亜は自らが助からないのを知っていたため、最後にひまわりのサーカス団と、妹である七海の演技を見ておきたかった、という風にもとらえられますが、果たしてその真意はどこにあるのか。
いよいよ、次回最終回、麻利亜は助かるのか、決勝の行方はどうなるのか、そして、ブラックロータス本人は登場するのかと、色々と気になるところが多い本作。
そういえば、今回瑞佳と桜翔の演技が描かれましたが、二人の集大成という感じでも無かったですし、最終話に二人の演技がないという事もなさそう。キルクスコレクションもまだ予選という事を考えると、もう一段何かあるなんてこともあるのかもしれません。










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