2025年2月2日より放送開始したプリキュアシリーズの22作目、アイドルを題材とした歌とダンスが魅力の作品『キミとアイドルプリキュア』37話『新たなチカラ! アイドルハートリボン!』の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
37話『新たなチカラ! アイドルハートリボン!』
カイトとカズマ
今回のお話はこれまでちらちらと匂わされてきたカイトさんとジョギ二人の関係が改めて明らかになりました。
ジョギはカズマという名前の人間、かつてはカイトの学友で親友ともいえるポジションだったようです。どちらかというと一人でいることの多かったカイトを引っ張っていくような関係だったことが伺える。
今カイトがアイドルをやっているのも、カズマがカイトと共にオーディションを受けたというのがその始まり。共にオーディションに向けて準備をする様子は非常に楽し気なのが印象的でした。しかし、そのオーディションに受かったのはカイトのみ。カズマはオーディションに落ちてしまっており、それが原因で関係が切れてしまったとのこと。
そこから何がありカズマがダークイーネ様に目を付けられ、ジョギとして活動するのかという点はまだわかりませんが、アイドルになれなかったこと、カイトだけがアイドルになった事など、心の闇をつかれたといった感じの様です。ただ、以前の話でも一人で遊園地に来ても楽しくないと呟いていたりと、少なくとも当時カイトと一緒に過ごした時間は彼の中でも大切な物であったことは間違いはなさそう。このあたりが、今後カイトとカズマとの話を進めていくうえでの鍵になっていくのかなという気もします。
本作の雰囲気を見ていると、このままジョギを倒して終わりとはしなさそうですが、今のままではプリキュアたちの言葉がジョギに届くとは思えない。そうなると、やはりカイトの言葉こそが唯一カズマに届くということにもなりそうで、ジョギとのエピソードではカイトさんがどう動くかがカギになっていきそうな気がします。
ジョギの今回の話ぶりでは、チョッキリ団と同じにしないでとの言葉の通り、彼らとは特別であると認識している様子。ダークイーネ様が何を考えているのか、その目的は何なのか?というあたりがまだはっきりしない故に、まだわからないことばかりで、果たしてどのようにカズマをジョギにしたのか、色々と気になるところです。
アイドルハートリボン
そんな今回の話でジョギがダークランダーにしたのは、因縁の相手であるカイトさん。その心の闇は、過去の親友への負い目というのがなかなか複雑なところ。
心の光が強ければ闇も濃いということなのか、カイトさんをベースにして作られたダークランダーの強さはこれまでと比較しても圧倒的。正直、初登場時からそこまで強かった印象はなかったダークランダーですが、今回5人がかかりでも全く対処しきれないほどの強さを見せてくる。
そんな状況でもカイトさんの言葉を信じようとする気持ちがキュアアイドルに新たな力を生み、アイドル♡リボンを使う事で逆転。新しい姿は神がピンクになり、全体のデザインも赤を基調としたものに変化していますが、劇場版での限定スタイルと比べても、全体に色が変わっただけという印象が強い姿。もしかすると、ここから終盤にかけて他のメンバーと合わせてまだ何かありそうな気もします。
今回のお話はこれまでのカイトさんとのエピソードを描いてきたのはこのためだったのかと思わせるもの。しかし、まだジョギとの戦いが終わったわけではなく、むしろ事情を知ったうえでこれからどうしていくのか、という点が重要になっていきそうです。カイトさんの笑顔が好きといううたちゃん、彼の笑顔のためにジョギとも向き合っていくことになるのかもしれません。
そして、その裏でカイトさんはどうやら本格的にキュアアイドルがうたちゃんであることを察した様子。ここから先のうたちゃん・キュアアイドルとの接し方もどうなっていくのかというのが気になる所です。


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