2026年3月30日より放送開始NHK朝ドラ風、薫るの17話感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
風、薫る 17話 4週目『私たちのソサイエティ』
炊き出しの中大山様に見いだされ、トレインドナースへの道が開かれた前回のお話(16話感想はこちら)。
ちょっとここまで盛大に勘違いしていたのですが、本作でりんたちが目指すことになるのは、トレンドナースではなく、Trained nurse(トレインドナース)が正しかったようです。前回の話のあたりで少し頭に疑問は生じていたのですが、直球で訓練を受けたナースという意味だったようです。トレンドという音から、明治の時代に新しい風を吹かす流行のナース的な意味合いだと勘違いしてここまで来てしまいました。今後の話では、きちんと間違えず使っていくよう気を付けたいです。
また、前回の話でも解釈を間違えていた点があり、ナースの訓練学校は働きながら給金を稼ぎつつ通えるものだったようです。そうなると、りんの問題は金銭的な面というよりも、たまきを置いて寮に入らなければいけない、という点が大きいようです。
と、大分話がそれましたがここからが今回の感想となります。今回のりんは、改めてトレインドナースになりたいという気持ちと共に、当時の社会でその理解を得ることの難しさも同時に描かれる。これまでの話を見ていると、ある程度は頭が柔らかいように見えた母上すらも、お金のために下女のような仕事をするのかと、厳しく反対してきたというのは、なかなか衝撃的な話。
ただ、たまきを置いて寮に入る、という点が一番大きい反対材料という事なのかもしれません。ただ、りんもお金が欲しい理由は、たまきを女学校に行かせてあげたいが故。今のままでは暮らすことはできても、そこまでの余裕はない生活。これまでもずっと娘を女学校に行かせたいと思っていたりんですが、東京に来て大山様と接したり、瑞穂屋で働くことで、広い世界に触れてきたりんだからこそ、今女性が学ぶことの大切さを実感を持って理解した故に、より強く願っているという面もありそうです。
また、当然彼女が医療の知識を望む根っこには、父を死なせてしまった事への後悔もあるわけで、りんがトレインドナースを目指そうとするのもよくわかる展開でした。
また、その一方で直美は、小日向との関係を深め結婚の決意を善作へと伝える。ただ、今回何やら少し妙なのは、陸軍中尉の小日向の態度。通行証を忘れてきたと語っていますが、果たして本当にそれだけなのか。
このまま結婚が綺麗にまとまれば、直美はトレインドナースを目指す理由がなくなるわけで、そうなるとこの結婚自体が上手くいかないのではないか、という風に見えてきてしまいます。それが、直美の嘘によるものなのか、はたまた、小日向側に何かがあるのかはわかりませんが、気になる点となっていきそうです。
しかし、今回の善作の直美への答えは、完全にその名の通り善人としか言えないようなもの。こんな人と出会えていたことは、これまで決して幸せだったとはいえない直美にとっての最大の幸運だったのかも、と思ってしまいますね。


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