2026年3月30日より放送開始NHK朝ドラ風、薫るの102話の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
風、薫る 103話 21週目『弱さについて悩む直美』
皆がそれぞれの夢に向かい順風満帆に進み始めたかのように見える中、シマケンの周りに急な不幸が押し寄せ始めた前回のお話。借金問題を抱えた実家に助けを求められるシマケン、彼はりんに共に浜松に来てほしいと願う事になりました。
シマケン
前回明らかになったシマケンの兄の失踪。事業に失敗し、知り合いに借金を作って姿を消してしまったとのことで、母は疲弊し、奥さんも既にシマケンを頼るしかないという状況。
前回は、あくまで何かあれば力になります、という程度で済ませたシマケンでしたが、それだけで済むはずもなく、今回はもっと直接にシマケンに義姉が助けを求めてくることになりました。
これまで小説に絡んで努力は続けていたとはいえ、そこまで大きな苦難に見舞われることはなかったシマケン。前回、自らの小説を否定され、その上で実家からの助けの声ということで、小説を辞め家を助けるべく動くことを決意する。
彼が小説を辞める、という流れは、ここまでの話から考えると彼にとっての大きな転機となるもの。ただ、本当にシマケンが小説を諦めきれるのか、というのは少し気になる所。作品的にもここまで小説一つに向き合い続けてきたシマケンが、このまま終わってしまう、とは思いにくい部分もある。
突然降りかかった島健への苦難、これを乗り越える中で彼に足りないと言われた『強さ』を手に入れるきっかけにもなるのかもしれません。
悩む直美
そんなシマケンの苦難の裏で、無償看護を行う直美にも一つの問題に直面することになる。それは、自分たちが無償で助けようとする患者は、本当に弱い人たちなのか、という悩み。
今回無償看護で伺った住人は、足を折ってなお、それでも自分は弱い側ではないと思える人でした。
結局は助けられるだけなのだから、強いも弱いもないのではないか、という風にも思える話なのですが、やはり、相手も一人の人間。たとえ人から見ればどれほどの貧しく、苦境にあるとしても、結局は本人の気持ち、どう思っているかが重要。
助ける相手も人間である以上、無償で看護するお金のない人だからといって無自覚に相手を弱い人だと思ってしまうのは、相手の尊厳を傷つける話にもなってしまう。人として生きるうえで大事な部分、そこにどのように向き合うのか、直美に問われるお話となってきました。
久方ぶりに直美が悩むところを見たりんは、直美を支えたいと思っているようですが、そのタイミングでのシマケンからの浜松への誘い。ひとまず答えは保留としていましたが、果たしてりんはどのように答えるのでしょうか。


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