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LOST10 3話 感想・考察 『ツガル』と二階堂の関係? 門伝はハルネの協力者?『Lost in the Lead』【ロストテン】

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2026年10月14日に放送開始した『LOST10』の感想記事です。ネタバレも含まれますのでご注意ください。

3話 Lost in the Lead

田畠さんの屋上からの転落でおわった前回のお話から続く今回。田畠の死は、小駒・直、そして田畠さんの娘の之野ちゃんに大きな影響を与えることになりました。

母親を失った娘相手だとしても、話を聞かなければいけない、小駒の辛さ、そして、母親から娘に残された生命保険の話から繋がる、直の心情の変化がなかなか重く響く展開となっており、それぞれが事件解決に向かって進み始める、本当の意味でのスタートといった感じもする話でした。

2話で残った疑問への答え

そんな今回、前回で増えた疑問について、一部は答えが描かれることになりました。

まず、亜矢と田畠が、互いに相手が二階堂に水を飲ませたという証言の食い違いについては、亜矢さんは田畠さんのリュックにあったペットボトルを二階堂に渡した、という証言が新たに出たことで少し話が変わってくる。

この証言が正しいとは限りませんが、これが正しいとするなら、田畠さんは指紋を付けずに睡眠薬をペットボトルの水に混ぜる点だけ気を付ければ、手渡した亜矢さんの指紋のみが残ることになり、亜矢さんが睡眠薬を飲ませることが可能だったことになります。亜矢さんに話した「体力がない方がいたらお手伝い」という話も、二階堂のサポートに回ってもらいやすくなるように、事前に話しておいたとも取れます。

個人的には、亜矢さん側の証言が正しいように思え、やはり今回の件は、田畠さんが亜矢さんに二階堂殺しの罪を被せることを目的としていたように思えます。

ただ、このあたりで気になるのは、亜矢さんの父親が飲んでいた睡眠薬がゾルピルムだったり、亜矢さんに借金があるという条件があまりにも綺麗に整いすぎている事。借金はともかく、彼女の父親の服用していた睡眠薬と一致するというのは、単なる偶然とするには少し出来すぎているようにも思え、そうなると亜矢さんの父親について知っている人物が事件に絡んでいる可能性もあるのかもしれません。

今回明らかになったのは、この部分のみで、前回ラストのヒンディー語の『人を地獄に連れていく』の意味についてはいまだによくわからないまま。田畠が死を選んだ理由についても不明点が多く、ハルネも怪しい部分こそ増えたものの、その目的は明らかにはなっていません。

ただ、今回ハルネは、葬式のシーンでも香典の金額を見て不満そうな表情をしており、早めにまとまったお金が必要になっているように思えました。

田畠さんと二階堂の関係

今回の話では、田畠さんに新たな謎が浮かび上がってきました。まず1つ目としてあるのは、田畠さんと二階堂との間に接点があった可能性が出てきた事です。

まず、亜矢さんの証言では、二階堂は田畠さんや娘のことまで知っていたことがわかりました。その後のシーンでは、娘の話に触れながら「俺にもちょっとぐらい感謝してもらわないと」と言葉をかけていました。会話しているシーンを亜矢さんに見られた際の気まずそうな顔をしており、基本的には他人面して接しているのを見るに、知り合いだと知られては困る関係のようにも見えました。

また、田畠さんも二階堂を『ツガル』と呼んでいました。ツガルについては、まだはっきりとはしませんが、顔を見て咄嗟に呼んだという事は、二階堂さんの旧姓という可能性はありそうです。

二階堂がハルネと結婚する前の名字が『ツガル』であるとすると、今回二階堂とハルネの結婚は10年間という話があったことから、二人の関係は10年以上前のものだったのかも。仮にその名字を呼び間違えたという事は、二階堂が結婚してからの付き合いはあまりなかったと取ることも出来そうです。

もう一つ考えられるのは、二階堂が一般的に知られてはまずい事件に関与しており、その偽名として『ツガル』を名乗っていた可能性もありそうです。本作でその方向で考えると、小駒の過去で語られた麻薬の件が頭に浮かんできます。山に行くには不釣り合いな格好をしている二階堂、実は山で麻薬の取引を行っていたなんてこともあるのかもしれません。

また、二階堂は田畠に娘の話をした際に「感謝してもらわないと」という言葉をかけており、田畠は娘さんに関して二階堂に何か借りがあったように見えました。二階堂に関係しているとなると、金銭絡みが一番それらしく、麻薬の件が正しいとするなら、『ツガル』という偽名を使っていた二階堂に対して、田畠は協力していた、なんて可能性もありそうです。

そして、その後の10分50秒頃のシーンが再びモノクロで描かれていたのも気になるポイント。以前の亜矢と田畠二人の証言の食い違いの際にも、モノクロで描かれていましたが、今回は亜矢に話しかけた直後に二階堂が後ろの席に移動する場面がモノクロで描かれていました。また、宇江松さんが門田さんにここで写真を撮ってもらう会話もありました。写真自体は、宇江松さんが車の前でピースをしているもののようなので、特別な感じはないですが、一応こちら側に何か意味がある可能性もなくはなさそうです。

現時点では、このモノクロの場面にどのような意味があるのかはわかりませんが、次回以降何か食い違う証言が出てくる、なんてこともあるのかもしれません。

田畠の死と保険金の謎

今回、田畠に関しては、娘のための保険金が3000万円あったことが語られました。本来は何かあった時、娘のために残すためのお金のはずですが、自殺では保険金が下りない中なぜ彼女が自殺したのか、というのが疑問点として残る。

また、11:47頃には田畠さんの最後の電話のシーンが描かれていましたが、ここで彼女は「警察には言いません」という言葉を残していました。今回の事件の事を自供せず、自殺を装って話を進めることで余計な捜査を進めさせないようにした、という風にとることも出来そうです。

とはいえ、娘の3000万円の保険を受け取れない可能性を残したまま自殺した以上、それ以外に娘を助けられる後ろ盾があったようのではないかと思えます。誰かが、自分の死後も娘の面倒を見てくれる約束をしており、その代わりに自殺した、なんて可能性はありそうです。

田畠さんの保険金に関しては、今回新たに登場した田畠の姉妹である知花も気になる所。直との会話では、保険金を受け取れるのかどうかに気を向けており、少し怪しく思えました。ただ、これに関しては彼女の言葉を素直に受け取るなら、保険金があれば姉が残した姪を受け入れるのを旦那に納得してもらえるが故、という風にも取れます。

とはいえ、田畠が死んだあと自然に娘を託せる相手は、知花しかいない点を考えると、田畠が死ぬことでお金が入るという話をあらかじめしていた、事件について何かを知っているという可能性はあるのかも。

まだまだ登場したばかりで、見えてこない点も多いので、今後の知花の言動にも気を向けたいところです。

警察への疑念

今回のエピソードでは、警察の上層部に対する疑念が小駒の中に浮かび上がりました。

警察の上層部には、田畠さんの死の理由を自殺として片づけたいという思惑があるようで、警察上層部も今回の事件で何かを隠そうとしている可能性が浮かぶ。

遭難者の捜索の打ち切りが早々に決まってしまいそうだったりと、警察上層部は、この事件を亜矢さんを犯人として早く片づけたいという気持ちが見て取れます。

これは、遭難者を見つけられず、自殺者まで出してしまったが故に早く事件を解決したという焦りともとれますが、何かもっと大きな理由がある可能性もありそうです。

指揮官である遠藤も怪しいですが、小駒を操作から追い出した課長の井上の態度も不審なものでした。田畠が最後に電話していただろう『080-627-589』という番号についても、繋がらないにも関わらず、中途半端な捜査で進めていたのも気になる所で、この番号を隠す必要があったようにも思えます。

上の意見に納得しないながらも従わなければいけないが故の態度なのか、何かを知っているのか、今後の注目ポイントとなりそうです。

逃げるハルネと下山していた門伝

今回はそれなりに話がまとまってきたようにも思えた今回の事件ですが、終盤には改めて話が大きく動く。まず、一度は身の上話で直を納得させたハルネが東京に逃げ出したり、なぜか、まだ遭難中の門伝が渋谷にいることが明らかになりました。

ハルネの逃走はかなり謎で、直は納得したうえで保険金が下りるという段階まで話が進んでいたはずで、逃げる必要はないはず。まだ直を疑っていたという可能性も考えられますが、直の資産状況の調査の前に逃げ出したのを見るに、そこに知られるとまずい事実が隠されているなんてこともあるのかも。そうなると、やはり彼女が大きな借金を抱えていた可能性があり、それゆえに急いでお金を求めているなんてことはありそうです。

また、門伝が渋谷にいた件は、今回直がまだあの山で見つからないという事は、既に下山している可能性があるのでは、という話があった上でラストに判明するというのが面白かったです。

そんな門伝は、ハルネが来るかもしれない、二階堂のマンションの調査中に見つかったというのは気になる所で、つまり、ハルネと門伝の間にも何か関係がありそうです。前回ハルネに協力し、トランクから二階堂のスマホやパソコンを回収した謎の男性は、門伝だったのかもしれません。

下山したことを隠したまま、東京へ行っている点を考えるとまともな理由ではなさそうで、二階堂殺しに協力していた可能性もありそうで、実は彼らの方が実行犯で、田畠はその協力者だった、なんてこともあるのかもしれません。

しかし、門伝が既に下山済みとなる時になるのは、その妻である美咲や、もう一人の遭難者である宇江松はどうしているのか、という点。特に今のところ他との接点が見えない宇江松も、共に下山している協力者なのか、はたまた、無関係の一般人なのか、今後の展開が気になるところです。

次回予告

次回は、小駒と直による東京での捜査が始まり、ハルネや門伝の謎について迫るお話となりそうです。予告で気になったのは、机の裏のようなところに貼られた『13@SC5D9471』という文字列。普通には見えない所に貼られたこの番号、何かのパスワードなのか、どのような意味が込められているのか次回何が明らかになるのか楽しみです。

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人鳥三郎

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