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次回グリオン登場 ガッチャード15話『掴めハッピー!輝けガッチャリバー!』感想・考察【仮面ライダーガッチャード】

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仮面ライダーガッチャード-15話感想掴めハッピー!輝けガッチャリバー! エンタメ
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2023年9月3より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第5作目の作品『仮面ライダーガッチャード』15話『掴めハッピー!輝けガッチャリバー!』の感想記事です。錬金術師が生み出した人口生命体ケミー。何者かによって一斉に世界に解放されてしまった101体のケミーを集めるため仮面ライダーに変身することとなった高校生・一ノ瀬宝太郎の戦い絵を描く作品。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

第15話『掴めハッピー!輝けガッチャリバー!』

しぶとい仮面ライダードレッド

前回ラストに変身したスーパーガッチャードクロスエックスレックス。ティラノサウルスモチーフという事だからか、足がごつい。胸元の口が噛みついたりと、なかなかびっくりな動きも見せながら、いきなり、仮面ライダードレッドを圧倒。かと思いきや、かなりしぶとく粘ってくる仮面ライダードレッド。

さらに、相手は一人ではなく冥黒の三姉妹三人。クロトーがドレッドとしてガッチャードを相手する間にも、残りの二人は自由に動ける。

かけつけた先生も、三重錬装したラケシスの手により、毒を受け。アトロポスにより捕まったリンネは動けず、爽と間辺が殺されるところを見ていろと見せつけられる。

ドレッド登場回あたりから、冥黒の三姉妹の凶悪さが目立って来ていましたが、今回も実に残酷に親子に迫っており怖い敵の幹部という事が強調されていたように思えました。

アトロポスとりんね

冥黒の三姉妹、長女のアトロポス。これまでもりんねに対して妙に執着している姿を見せていましたが、今回の話では、その理由らしきものが判明。

りんねの父、風雅の裏切りを指摘し、りんねを追い詰めていたアトロポス。しかし、写真家親子の絆をみて、勇気づけられたりんねの『人間の家族や仲間という、形のないものを必死に指定するのは、アトロポス自身が、それを羨ましく思っていたからではないのか。』という指摘に珍しくたじろいでいました。

この時のアトロポスは、普段の大人っぽい話し方ではなく、子供らしい否定の声に変わったのは、まさにそのりんねの指摘が図星だった様子。

冥黒の三姉妹自身も、人間やケミーの事は何とも思っていないけれど、三姉妹同士の事は心配しあっている様子も今回のお話の中で示されました。そもそも、彼女たちは一体何者なのかといった点も、ここまで一切触れられておらず、少しずつここから深堀され行きそうな気配を感じるお話でした。

爽と間辺

今回の話は、前回から登場していたゲストキャラクターである親子の話が、実にうまく本筋と繋がっていました。

前回見せていた、フリーライターの父である間辺が仕事のために頭を下げるという行為。この姿を間辺は、娘の爽に見られてしまい、娘の理想を壊してしまったと悩んでいた。しかし、そんな家族のために頭を下げるという行為を、今回ラケシスという凶悪な相手遺体しても娘を守るために行う。

命を懸けて娘を守る様子、そして、娘もまたそんな父を守ろうとする。娘に情けない姿を見せてしまったと、後悔する父でしたが、その姿は決して情けないものだとは、誰一人思っていなかったはずです。そして、そんな父が娘を守ろうとするという姿が、りんねに自分の父を信じる気持ちを再び思い出させ、アトロポスに立ち向かう勇気を与える。そして、そのりんねの行動がガッチャードに再びエクスガッチャリバーを握らせる。

今回の話のガッチャードの反撃の起点となったのが、この父が見せた娘を守ろうとする姿だったというのが、すごくよくできた話の流れだったと思います。

皆の応援を力に

最後のドレッドとの決戦では、ガッチャードは間辺親子や、りんね、先生、そしてボロボロになりながらも駆けつけたスパナの無言の応援を力に変えてパワーアップ。この応援描写はガッチャードでは定番となりつつありますが、ここまでわかりやすく正義のヒーローを描いているのも最近では逆に珍しい気もする。しかし、仮面ライダーガッチャードのこういう部分が私は正直かなり好きです。

少し唐突に、初代仮面ライダーをオマージュしたシーンが流れたのはちょっと笑ってしまいましたが、まさにこの素直なヒーロー感が、この懐かしい描写とあっているような気もしました。

クロトーが変身するドレッドも、力を増したガッチャードに対抗するために大量のカードをドレイン。自らの身を顧みずにガッチャードをしとめようとするも、力を増したガッチャードの前に敗れる。

命を懸けて全力を尽くしたクロトーは、今回で撃破かと思ってみていましたが、そこで宝太郎はUFO-Xの力を使い、錆丸先輩の時のように、クロトーを分離してドレッドのみを撃破する。

宝太郎の甘さの描写。命を助けられたクロトーの怒りの声に、「めっちゃ怒ってた。」と自分がやった事がそれでよかったのかと悩む宝太郎。ここで素直に助けてよかったではなく、しっかりその行いを迷うのが、本人の甘さが本当に正しかったのかを考えさせる。

しかし、それでも先生はその甘さを大切なものだと認め、そして、その甘さのおかげで親子が助かったと言ってくれる。最後の親子のシーン。きっちりと記憶は消されていましたが、一枚撮ったエックスレックスのぼやけた写真は残っていた。その写真について話す親子を、陰から見つめる先生の描写は、この宝太郎の甘さに先生もまた影響されているんだなという事を思わせるシーンでした。

過去に出会っていたホッパー1と宝太郎?

そして、今回ラストで、クリスマス一週間前パーティーが開催。放送日もクリスマス一週間前という事で本当にジャストタイミングなお話で狙ってやっていそうです。

UFOを熱唱する加治木や、加治木と錆丸先輩がオカルトトークで盛り上がっているシーンも仲良さげでよかったです。デュエットする宝太郎とりんねちゃんと、なんだかんだこの二人の距離感も近づいてきているのもこの作品らしい青春感を感じさせる。

そんなクリスマスパーティーの中でちらりと触れられたのは、前回かなり気になる要素だった幼き宝太郎と、ホッパー1が出会っていたのではないかという描写。てっきりエックスレックスの中で視聴者だけ見えたものかと思っていましたが、あの映像は宝太郎も見ていた様子でした。

皆で楽しいクリスマスパーティーの中、裏で話される宝太郎の過去。ホッパー1は言葉を話せないのでよくわかりませんが、最初から妙に宝太郎になついていた様子もあったホッパー1を思うと、過去に出会っていたのは間違いではない気もします。

そして、もう一つ気になったのは、宝太郎の母が意味ありげに、宝太郎の父の写真を持ちだしたこと。来年は一緒にいられるかしら。と寂しげな様子を見せていましたが、その写真の顔の部分は相変わらず光が当たりよく見えない。

宝太郎の父は、相変わらず謎の人物ですが、果たして今後は無しに絡んでくることもあるのでしょうか。

次回16話『クライシスX’mas!オロチ事変! 』

今回はまさにサブタイトルの通り『掴めハッピー!輝けガッチャリバー!』といった感じ回でしたが、次回は何やら不穏な空気。

スパナの師匠である鏡花に加え、冥黒の三姉妹が従う闇の錬金術師グリオンも現れるようで、クライシスと名付けられたハードなクリスマスとなりそうです。

何やらろくでもないことも起きそうな感じがある年内最後のお話。年明けからの新展開に向けて大きく話が動くこととなりそうです。

そういえば、今回も赤いきつねと緑のたぬきのCMが挟まっていました。前回流れたCMの続きでちょっと驚く。今回はちゃんと赤いきつねに変身するエース様でちょっと笑ってしまう。次回にも続いたりするのでしょうか。

DXエクスガッチャリバー
今回登場『スーパーガッチャードクロスエックスレックス』に使用する『エクスガッチャリバー』の玩具。エックスレックスは標準の付属カードとなっています。

仮面ライダーガッチャード 毎週日曜9:00放送中

近年の東映の戦隊や仮面ライダーは、TTFC(東映特撮ファンクラブ)や、AbemaTV、Tverでの一週間見逃し配信があります。

AmazonPrimeでは水曜日に最新話が追加され、全話見れますので過去話の確認には便利。あとから追いかけて見やすい作品となっています。この機会に見て見られてはいかがでしょうか?

なおTwitchやAmazonPrimeのウォッチパーティー機能にも対応しているため、会員同士なら同時視聴も可能。Twitchで普段配信されている方は同時視聴などを企画されてみてもいいかもしれません。

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