2024年冬に放送開始した『ダンジョン飯』アニメ、5話『おやつ/ソルベ』の感想文となります。ネタバレとなる要素も含みますので未試聴の方は注意してください。
5話『おやつ/ソルベ』
カブル一行とおやつ
今回、新キャラクターとしてカブルパーティー一行が登場、ライオスたちとは別のパーティー面々。狂乱の魔術師も倒してしまおうという、覚悟を秘めた新進気鋭のパーティーといった感じ。
深めに潜るための入念な準備をしている様子や、大量の食糧を持ち込まなければいけない点を悩んでいるあたりは、装備もほぼなし、食材は現地調達のライオスパーティーの真逆といった感じがする。
しかし、ライオスパーティーがやっていることの方が異常であることを考えると、こちらの方が一般的なパーティーの姿なのでしょう。
なんだかんだ、深いところまで潜り、ゾンビの持っていた財宝を手にして帰宅。この話は何だったんだろうと思ってみていたら、次のシーンではライオス一行の前で全滅している姿で再登場。
てっきり、幻でも見せられていたのかなと思ってみていましたが、宝虫なるコインや、宝石、装飾品に擬態する虫にやられてしまっていた様子。
しかし、この虫ライオスパーティーの話ぶりでは、最近見なくなりこそしたものの見分けるのが非常に困難そう。ライオスはたまたま持っていた生きた剣の警戒のおかげで気づけましたが、他の面々は全く気付いていなかったようでした。
しかし、一度生き物とわかってしまえば、もはや食材となるのがこの作品の常。
生き生きとしたセンシの仕分け作業が始まる。食べられるものと、食べられないものの仕分け作業は最初毒がある虫を仕分けているのかと思ってみていましたが、判断材料が、水につけたり、足の有無を確認したりと、単に生きているかどうかだけを見ているように見えていましたが、それで正解だったようです。ラストシーンでは仕分けられた本当の宝石たちを勘違いして捨ててしまうという悲しい結末になりました。
しかし、センシは、それら宝石を、いらないものとしていたのを見るに、やはり食べられるものかどうかというのが大事なようです。
そして、今回その虫で作ったのがおやつ、元が宝石やコインと色とりどりなので、虫であることさえ意識しなければかなり美味しそうにも見える。コインの虫については、何やら郷土料理にもなっているとのことで、ダンジョンの外でも食べられる地域はある様子。イナゴやハチノコのようなイメージでしょうか。
なんだかんだ、この手のゲテモノ料理最初こそ警戒する物の、食べてみればいつも喜んでいるマルシルでしたが、本人が苦手な虫ということもあってか、今回ネックレス虫については最後まで理解を示している感じが見られなかったのが面白かったです。
そして、今回ライオスを助けてくれた剣。仲間には内緒のまま、ライオスの中では仲間と認定。剣助と名前までいただいていました。何やらカタカタしているのがかわいらしかったです。
ソルベ
今回の後半に登場したのは、幽霊たち。死体に集まってくる修正があり、死体に取り付くことでゾンビとして動かすという非常に厄介そうな相手。
壁をすり抜けて集まってくるので、一度集まりだすとかなりの群れに襲われることになり、処理し続けるのはかなり大変そうです。
人に触れると強烈な冷気で体力を奪いながら幻覚も見せる様子。珍しくライオスパーティーが本当に全滅しそうになっていたのを見るに相当厄介な相手の様です。
そんな、幽霊の話に関連して触れられるのは、ファリンの話、例に対するファリンの対応、そして、その優しさがパーティーの要でもあった様子が語られました。
そうはいっても、そんなファリンのいない状況での例の対応。逃げ続けている一行でしたが、センシが反撃の準備を整えだす。
聖水とのことで、様々な除霊の効果を持つものをひとまとめに、火、黄金の甲虫、酒、塩、様々な地域の物を集める。ハーブや、生き物の内臓を投入し、無国籍聖水完成。さらに、瓶を密閉し、ひもで縛って、振り回す。あんなのでいいんだ。というのは見ていても思いましたが、きっちり効果は発揮していました。壁をすり抜けるんだから、瓶もすり抜けるはずだから、聖水を入れて振り回した方が効率がいいというのは、言われてみればその通りで緒と笑ってしまう。
そして、今回の料理。幽霊の冷気、そして砂糖多めというあたり何となく察していましたが、除霊の中冷やされた聖水は最終的にアイスとして完成。
ダンジョン内でアイスなんてめったに食べられるものではなさそうですし、見た目の良さもあってか、前半での虫が入っていることも忘れて、マルシルも気にせず食べている。
しかし、今回のラストの「ファリンがいたら、こんなおいしいものは食べられなかっただろうな!」という、ちょっと最低な発言は、センシにまで突っ込まれ。ファリンがいない今をみんなで頑張ろうというどこかよい話だったのに、ひどいオチがついて笑ってしまう。
ダンジョン飯5話感想
虫を題材にした食事ということで、個人的にはいまだに抵抗感のあるジャンルなのですが、流石にあそこまできれいだと美味しそうに見えてくる。アイスまで行ってしまうと、もはや本当にデザートで美味しそうでした。
今回前半に登場したカブルパーティー一行は、ちょっとやられるだけにしては結構尺を取られていましたしOPにも姿があるようで、今後出番も増えてくるのでしょうか。
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