グロウアップショウ ひまわりのサーカス団
2026年夏アニメ、『グロウアップショウ ひまわりのサーカス団』の3話『傷跡なんか、見せたくない』の感想記事です。アニメの内容のネタバレ等含まれますのでご注意ください。
傷跡なんか、見せたくない
雫の後を継ぐ瑞佳
桜翔のサーカスに向ける想いを彼女の過去と合わせて描いた前回のお話。そこから続いた今回のお話は、雫に焦点が当たられたお話となっていました。
今回明かされたのは、雫の過去。かつては、彼女も皇サーカス団の一員であり、当時の演技の中で肩を壊してしまったことで入院。そこにやってきた皇七海の皇サーカスのこれからの方針にはそぐわないとして、雫は退団することになりました。ただ、その時の七海の言葉が間違っていたかと言われると、むしろ、何一つ間違っていなかったというのが実際のところ。退院後も今の方針で続けていたなら、おそらく雫は壊れてしまっていたでしょうし、結局、今回のハードな演技の果てに自らの肩の限界に向き合ってしまったというのも事実。ただ、自分自身が壊れることは、サーカスとそのお客さんに向ける彼女の想いを止める理由にはならなかったという事なのかも。
そんな雫ですが、1話で桜翔のパートナーを1話で瑞佳に奪われた際には、どこか暗い表情を見せており、果たしてここからどうなっていくのかと気になるキャラクターでしたが、瑞佳という自らの後を託すに足りる存在に出会えたことが彼女が無茶を諦める切っ掛けへとつながったようです。自分では耐えきれない演技、技量なのか、体のつくりの問題なのか、そこは定かではありませんが、自分では体に余計な負担がかかってしまうそれを綺麗にこなしきる瑞佳という存在が彼女が、今の道を諦める切っ掛けへと繋がることになる。
そして、そんな急な代役で、上空で衣装への着替えをさせられたりと散々だった瑞佳は演技を終わった後も何やら文句を言いたげな顔を浮かべていたり、当然サーカス参加にはまだ文句もあるようです。しかし、相変わらずサーカスに向き合う姿勢はひねくれていても豊川での公演は最後まで出演しきっていたわけで、なんだかんだ雫の真剣な気持ちにはしっかりと答えているのがわかるのは良い感じ。
まだまだ不満はありそうですが、既にひまわりのサーカス団の演者としての立ち位置は固まったように見える彼女。果たしてここからサーカス団の一員としてどう変わっていくのか気になるところ。
また、桜翔の相方としての空中ブランコの立ち位置は今回完全に瑞佳に譲った雫ですが、ここから先のサーカス内で何を演じることになるのでしょうか。
皇七海
そんな今回、以前から桜翔の事を皇サーカスに勧誘していた、皇七海も本格的に登場。桜翔は、自らの相方にするために勧誘を行っていたとのことで、桜翔への期待っぷりは相当だった様子。
そんな彼女ですが、過去の雫への語りを見ていると、演者に無理をさせるような演技はやめさせ、怪我などを減らした安定したサーカス運営を成し遂げようとしていることが伺えます。前回の話だと、皇は他のサーカス団の公演地を奪うような動きをするという認識がされていたようですが、この辺も旧時代的なサーカス団は排除していこうという想いがそこにあるのかもしれません。
そして、豊川の公演に合わせ、ひまわりのサーカス団の様子を見に来た理由は、桜翔が自分と皇の環境を差し置いて選んだ瑞佳の存在を見極めるため。そんな彼女に絡んでちょっと気になったのは、瑞佳がロータスサーカスで修業をしてきた、という話を聞いた時から何やら表情が陰ったように見えた点。瑞佳の過去のサーカス修行の様子から考えると、今の七海の目指すサーカス団の対極にあるようにも思えるロータスサーカス。その話を聞いて、少し声色や表情を変えたあたり、今の彼女が安定したサーカス運営を目指すきっかけにも、ロータスサーカスが絡んでいる、なんてこともあるのかもしれません。
豊川の公演で瑞佳の実力を時価で見た七海、桜翔が彼女を選んだ理由も理解はしたようですが、まだまだ思うところはある様子。果たしてここからどのように絡んでくるのか気になるところです。
ひまわりのサーカス団
様々なキャラクターの背景が見えてくると、ひまわりのサーカス団の背景も気になってくる。特に、団長である麻里亜は、瑞佳の父であるブラックロータスから瑞佳を託されるほど信頼されている上に、皇を辞めることになった雫に対してスヴェトラーナが受け入れてくれる心当たりのある人物として浮かんでいたり人と、ただの貧乏サーカスの団長というわけではなさそうです。
麻里亜の過去は気になるところですが、それでも今のひまわりのサーカス団の面々は、桜翔やスヴェトラーナあたりの演技こそ見るべきところとなってはいるものの、その合間に挟まるジャグリングなどの演技は、途中で帰りましょうと言われてしまう程度の物であるのも事実。
一部の演技が大きく受けるが故に人が来ている、というだけでもすごい話ではあるのでしょうが、最後まで瑞佳たちに任せて終わるとも思えない。
ここから先のお話で、葵・茜といったまだ目立っていないキャラクターの成長なんかもどのように描くのか、気になるところです。




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