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グロウアップショウ ひまわりのサーカス団 10話 感想 夢の舞台、その向こう側へ

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グロウアップショウ ひまわりのサーカス団

2026年夏アニメ、『グロウアップショウ ひまわりのサーカス団』の10話『夢の舞台、その向こう側へ』の感想記事です。アニメの内容のネタバレ等含まれますのでご注意ください。

夢の舞台、その向こう側へ

七海と瑞佳

瑞佳が麻利亜から団長を継ぎ、嫌っているブラックロータスの名前まで使い出場権を得たキルクスコレクション。今回は、その初戦までのお話が描かれる中で、ひまわりのサーカス団に対して七海さんが向ける気持ちの刺々しさを描くことで、日本予選最後の戦いとなるブルーローズ相手の因縁を強めるお話となっていました。

前回、自分が持ってきた団の経営に関する契約を反故にされた七海さん、姉を大切に思う気持ちはそこにありながらも、自分が向ける姉への手助けを素直に受けてくれないことが彼女の中で大きなしこりとなって残っている様子。

冒頭も、姉と共に仲良く映る自分の写真を見てため息をついており、どうしてこんなに姉の事を想って動いているのに、素直に自分のいう事を聞いてくれないのか、という悩みがはっきりと見えていました。

そんな中迎えた、キルクスコレクションの予選の抽選会。因縁のひまわりのサーカス団との対戦は、ブロックの違いにより決勝まで持ち越しとなる。ただ、挨拶に姿を見せた、同じ家族という発言は七海さんの導火線に火をつけてしまい、これまで以上にはっきりとした敵意を瑞佳、そしてひまわりのサーカス団に向けることへと繋がってしまう。

割と空気の読めないところもある瑞佳からすれば、その挨拶に悪意など一切なかったのも事実。しかし、その挨拶を受けた七海からすれば、本当の家族である自分の言葉ではなく、サーカス団という家族を選んだようにも見える麻利亜が託した相手から、家族という言葉で自分と同じだと言われるのが許せないというのもわかる。まして、七海からすれば、麻利亜の体調を本当に心配して動いているのは自分だという自負もあり、瑞佳たちは余計な心労を書けるだけの存在という風に見えてしまうのも仕方ない。

その後の、ひまわりのサーカス団に向ける敵意の高まりっぷりが、これでもかと描かれた今回のお話でしたが、やはり決勝で相手であるが故だった感じがありますね。

麻利亜の体調

そして、今回も一つ大きく描かれたのは、入院している麻利亜の体調の問題。皆の前では化粧までして元気そうに振舞う麻利亜ですが、明らかに声に元気がない。このあたり、演じられている声優さんの力が凄く感じられる描写で、いつもと同じような態度を見せようとするも、その声の底にこれまであった力強さが抜けているというのがはっきりと感じられるもの。

一時は、そんな麻利亜の態度を真に受けたかのようにも見えた、団の面々でしたが、ちゃんと麻利亜の体調が良いというわけではないことを察しているというのも丁寧で良い感じ。麻利亜の気持ちを考えているが故の行動といった感じでした。

それに対して、七海さんは、麻利亜の気持ちへの理解よりも、彼女の体調こそが第一というスタンスなのが見えてくるのもよい感じ。互いに、麻利亜を思っての行動ではあるのですが、サーカス団を大切にしたいという麻利亜を思うひまわりのサーカス団の面々と、麻利亜が元気になってほしいという一心の七海さん、どちらが良い悪いではなく、どちらの気持ちもよくわかる展開となっています。

そんな七海さん、サーカス団の契約はできずとも、麻利亜の治療のために力を尽くしていることも描かれ、あれだけ主人公たちをけなす態度を見せていても、姉が大切が故という気持ちが見えているのが良い感じ。

ただ、麻利亜の状況は決して良いわけではないのも事実。正直、亡くなってしまってもおかしくはない展開なだけに、どうにか元気になってほしいと思ってしまいます。

新たな技の開発

ひまわりのサーカス団に敵意をバンバンに向けてくる七海さんに対して怯むサーカス団の面々ですが、瑞佳の言葉で再び立ち向かう事になる。

今回の特訓パート、ダイジェスト気味に描かれはしましたが、休憩シーンに見せた伊万里ちゃんの水のマジックが魔法としか言いようがない見栄え。相変わらず自信がついてからはとんでもないマジシャンになってしまった彼女ですが、こういう人材がいるからこそ麻利亜さんが選んだ面々という言葉の説得力も高まっているように思えます。

とはいえ、一番の課題は、七海さんが演じるロータスブロッサムに対抗する新たな技の開発。こちらは、そう簡単にできましたとはいかず、今回も悩みながら前進している姿が描かれることになりました。

道が見えない中、頼ることになったのは父であるゾウリムシの言葉。今回、桜翔も瑞佳に合わせてゾウリムシ呼びに変わっていましたが、彼に向ける敬意は捨てきれなかったのかさんをつけたらそれすらも否定されてちょっと笑ってしまう。

瑞佳が思い出した言葉は、全力で誤魔化せ、と凄そうに見せるのが大切、というもの。今回は、凄そうに見せるの方を採用し、距離が届かないならバーを近づけるという対応を取ったりと、地道に技の開発を進めることになる。

ただ、個人的に気になるのは「全力で誤魔化せ」の方。以前から気になっていたのですが、OPで見せているブラックロータスの演技シーンの笑顔は、どこか笑顔を作っているようにも見える。この辺、瑞佳のかつての笑顔とも重なる部分もある。この「全力で誤魔化せ」という言葉、ブラックロータス自身も、いつだって結構ギリギリを頑張り続けていた事を示していたんじゃないかな、という気もする。

瑞佳たちの技の完成、最後の一歩踏み出す際にこの言葉が鍵になる、なんてこともあるのかもしれません。

一回戦はダイジェスト

そんな中迎えた、キルクスコレクションの1回戦。相手は、前回のキルコレ(たぶん日本予選)準優勝である牡丹曲芸団。なのですが、負けが決まっている相手にはキャラデザすら不要とでも言わんがばかりに、キャラクターすら登場しない団のロゴが負け台詞を喋るだけという潔さ。

ちょっと寂しくもありますが、おそらく、1クールでまとめ上げるだろう本作、キルクスコレクションの日本予選はあくまで七海率いるブルーローズサーカス戦のみに重点を当てていく流れの様です。

ただ、気になるのは次回何を描くのかという所。ブルーローズサーカスとの決着がラストだとすると、次回はその戦いに向けた最後の技の調整となり、その次の回で決戦最終回となるようにも思える。

ただ、今ブルーローズサーカスと争っているキルクスコレクションは、あくまでまだ日本予選。これを勝ち抜いた後には世界大会が待っているのも事実。世界大会ともなれば、最後にゾウリムシ&ミッチャーが揃った、本当の意味で父を超える戦いが待っているなんてこともありそうで、そこまで描いてくれないかなという気持ちもちらっとある。

七海さんとの戦いが最後の戦いとなるのか、その後に父との戦いがあるのか、果たして本作は最後にどこに向かっていくのか、今後が気になるラストとなりました。

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又三郎

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