さよならララ
2026年夏アニメ『さよならララ』の10話『刃を持ったプリンセス』の感想・考察記事です。アニメの内容のネタバレ等含まれますのでご注意ください。
刃を持ったプリンセス
ローワンを狙う魔女?
空に浮かぶナイフがルカを襲ってしまい、リサや魔女様が動き始めた前回のお話。そこから続く今回は、いよいよ『さよならララ』がクライマックスに向けお話が進み始める回といった感じでした。
今回の冒頭で描かれたのは、前回ラスト茉里に別れを告げて動き出した魔女様の行動の結末。沖島の地下にある、人魚たちが眠る場所へ向けて動き出した彼女、何やらローワン王を狙って攻撃を繰り出すもリサやコータに阻まれその一撃は届かず消え去ることになってしまいました。
リサやコータは、ララの真実の愛が手に入らなかったが故に、人魚たちを始末しに動いた、という風に捉えていましたが、どうにもそういう風には見えないのが気になる所。むしろ、あの状況でどうにかローワン王だけでも殺す・もしくは、目覚めないようにしておこうと動いたように見える。
今回のエピソードでのローワン王の語りを見ていると、やはり人間に対する敵意の強さを感じさせるものでしたが、どうやらその根底にあるのは、彼の妻であった王妃リグモアが人間に殺された事実にあるようです。これが、どこまで真実なのかはわかりませんが、魔女が警戒していたのは、この人間への敵意の部分にありそうで、彼の言葉にララが従っていけば、ララのほんとうの愛は地上を滅ぼす力になってしまうなんてこともあるのかもしれません。
ララの別れの言葉
魔女が倒れたことでローワンたち人魚の眠りが解かれつつある中で、ローワンがララに語ったのは、ほんとうの愛が、犠牲を求めているというもの。かつて地上で王子に拒まれたことで、汚れたプリンセスとなってしまったララ。その汚れをはらうには、今愛する人をナイフに食わせ生贄にする必要があるというもの。
ただ、この解釈自体もローワンが行ったものであり、その根底には人間に対する憎しみ故の間違ったものという可能性もある。その言葉の言うとおりに生贄を差し出したとて、それでほんとうの愛が手に入るのか、というのはわからず、むしろ余計に事態が悪化してしまう可能性もありそう。
愛する人を生贄にしなければならないと話が進むことで、ララも茉里への別れを覚悟する。これまでは皆を助けるためにほんとうの愛を探していたララですが、今回見せた茉里を思う心こそがほんとう愛だったいう風にも思えました。
そんな中、ララがいる沖島周辺はナイフから生み出された力により、命があふれ藻が繁殖。船が近付ける状況ではなくなり、ララを探す茉里やルカ達も島へ渡る手段がなくなってしまう。
そんな中、ララが人魚であるとは知っていても、こんなわけのわからないことに巻き込まれてしまったルカも一度は心折れそうになるも、再びララを探すために動き出す様がが良い感じ。また、ララからの電話を貰った茉里自身も寂しがりという、自らの本当の気持ちを口にする。母親を失った際にも感じていた素直に表に出すことができなかった気持ちが見えてきたことで、いよいよララを求めて皆が動き出すことへと繋がっていくようです。
これまで少し本筋かそれてしまっていたようにも見えた、兄の力もありボートを手に入れて島へ渡れる準備が整ったものの、茉里は魔女様の連れていた使い魔に連れ去られてしまう。
襲われたというよりも、魔女様が茉里に何かを託そうとしているように見えましたが、果たして使い魔の口から次回何が語られるのか気になるところです。






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