2026年11月6日に放送開始された『LOST10』4話『Lost Forever』の感想記事です。ネタバレも含まれますのでご注意ください。
4話 Lost Forever
東京へ逃げたハルネを追って小駒が東京へと向かった前回から続いた今回のお話は、東京での本格的な捜査が始まることになりました。
東京での捜査では、小駒と直二人が協力し合う様子が描かれ、すっかりバディのような関係になっているのが印象的でした。
東京という慣れない場所でありながらも、自らの足で調査に向かう小駒、そして、相変わらずちょっとずるい手をどんどん使っていく直、でこぼこなコンビではありますが、二人揃っての捜査のパートはなかなかテンポがよく見ていて楽しかったです。
13@SC5D9471の意味
そんな今回まず気になったのは、前回の予告でも見えていた『13@SC5D9471』という数字の意味。
二階堂の東京の家を調査する中で、ポストの中に『13@SC5D9471』という番号が張られていることが発見されました
二階堂の東京の家にある以上、あの場所を知っている人に何かを伝える必要があって貼られているはず。今回、二階堂はヤミバイトに関わっている可能性が示唆されており、その仕事に関係する何かとなっていそうです。
例えば、この文字列自体が暗号になっており、13日、SC=ショッピングセンター、5階D区画、94-71=ナンバープレート、みたいな形で取引場所の連絡を行っている、なんて可能性はあるのかも。
直の家族
今回、直に妻がいたという事実が明らかになりました。直のこれまでの態度、単身での保険調査員、しかも、何というかあれだけ自由なふるまいを見ていると、つい独身なのだとばかり思ってしまっており、思わず小駒と同じように驚いてしまいました。
東京で調査に当たる小駒は、直の家で厄介になることになりましたが、妻のあかねさんは、突然連れてこられた知らない男に相応の警戒をする。
しかし、小駒と接しているうちに、いつのまにやら心を開き始めているようで、このあたりは小駒の裏表のない性格ゆえといった感じがする。とはいえ、あかねさんが自分と直とのなれそめを語り始めた際には、前に自分で聞いていたのにすっかり忘れてしまっており、思わず心のうちに出た「なれそめだろ!」という突っ込みがあかねさんと重なってしまいました。
そんな小駒ですが、直の家で暮らす中で、少しずつ妙な点に気付くことになる。天井に星が描かれた部屋、棚の中に置かれたかわいらしいスプーンなど、子供がいた残滓を残した家。
やがて語られたのは、直には娘がいた事、そして、既に亡くなってしまっているという事実が明らかになる。
娘との回想での直は、今の直の持つ、どこか軽薄さが感じられるものとはまた違う雰囲気を抱えており、娘を失った事、そして、よりによって自分が迎えにいったせいで、娘が走ったことで事故につながってしまった、という事実が彼の心に影を落としていることがわかる。
乃々ちゃんに対する、直の態度がずいぶん子供慣れしていたり、改めて思うと妙に入れ込んでいるように見えるのも、自らの娘を彼女に重ねているからなのかもしれません。
田畠のもう一つの仕事はなに?
さらに今回の話の中では、田畠の姉妹である知花から、山岳ガイドとフリードライバー以外にも何らかの仕事をしていた事が明らかになりました。
この仕事でのお金は口座に振り込まれていない、つまり真っ当な仕事ではないことが明らかになる。さらに、乃々ちゃんの治療費は保険適用外の薬が使われ高額であったことも判明し、その金額をカバーできるほどの報酬が貰える仕事だったことから、田畠さんがヤミバイトに関係していたのではないか、と話が上がりました。
知花さんの話では、この仕事を始めたのは大分前とのことで、乃々の治療費を稼ぐものだったのではないかと考えられます。また、前回明らかになった、二階堂をツガルと呼んでいた件も、このヤミバイトをしていた時期に知り合っていたがゆえ、娘の件を知っていたのもそれが関係していたようです。
ただ、乃々ちゃんの話では、田畠さんはここ数カ月の間、乃々ちゃんの周辺の事を気にかけたりと、過剰に何かを心配するように変わっていたとのこと。山での二階堂との会話の様子から考えると、彼とは山で再会するまで会ってはいなかったようなので、ハルネからの連絡がその時期にあり、二階堂殺しへと繋がっていったという事はあるのかもしれません。
高額な治療費の件が明らかになると、少し気になるのは医者の吉野さん。当然、この金額の事は知っているはずですが、周りにその件を伝えていない点が引っかかる。今のところは優しい医者なのでしょうが、高額の治療費の件を敢えて隠していたとするなら、治療費を稼ぐうえで必要となったヤミバイトに彼も関わっているなんて可能性もあるのかもしれません。
また、田畠に関しては、姉の知花が生命保険の件を気にしているのも気になるポイント。保険金のお金があれば姪である乃々を預かれると思っているからなのか、はたまた、他に思惑があるのでしょうか。
門伝たち黒服の3人は何者?
そんな今回、小駒と直の調査により、前回既に下山済みだと明らかになっていた遭難者である門伝を見つけることに成功する。しかし、序盤から彼はどうにもハルネの関係者ではないという事が、匂わされており、実際に登場したその態度を見るに、ただの一般人ではないこともわかる。
警察の中でもかなり動ける方だろう小駒が追いかけても追いつけないペースで逃げ回り、自分が絞められた時には手加減をしろと文句をつける。途中で彼を掴んだ直に対しては背負い投げを仕掛けていましたが、本気でコンクリートの床に落としていれば直がすぐに動けるはずがなく、投げる際には手加減をしていた事が推測できる。このあたりの事情を考えると、ヤミバイトの関係者やただの犯罪者、と言うには妙な点が多い。
さらに、小駒が具体的に誰なのかは理解していなくとも、顔を見た瞬間に逃げる程度には、誰が自分を探っているののかを把握している点から考えても、彼らもまた警察の関係者なのではないかと思わせる展開でした。
門伝に連れられた先では、二人の黒服の女性と男性が姿を見せましたが、はっきりとはわかりませんが、おそらく残りの遭難者の二人なのではないかと思われます。
警察には内密に、正体を隠して二階堂の周辺を調査していた、とも取れる描写から考えると、ヤミバイトを調べる仮装身分捜査や、公安警察、麻薬取締官あたりがありそうですね。
彼らの正体については、次回で触れられることになりそうですが、犯罪者側ではなく、何らかの事件の調査に当たる警察側の人間となっていそうです。




コメント