2026年5月27日よりPrimeVideoにて配信が開始した、オリジナルドラマ『スパイダー・ノワール』の5話『密告』の感想記事になります。ネタバレも含まれますのでご注ください。
スパイダー・ノワール
ライリーがスパイダーであることを知り、ハーディとの距離が縮まりつつも新たな能力者が登場、スパイダーとの戦いが繰り広げられた、前回のお話。
今回は、今回は前回名前が挙がっていた医者フェイバーの謎に迫りつつも、フリントとライリーの間で揺れるハーディの大きな選択が描かれることになり、ベン・ライリーの過去についても明かされることになりました。
ベン・ライリーの過去
今回冒頭で語られたのは、ベン・ライリーの過去、彼がなぜスパイダーの能力を得るに至ったのかという話。その大本にあったのは、ムーズ・アルゴンヌでの戦い。
ドイツ軍との戦いの中、捕虜に対する生体実験こそが今街で暴れるフリントや、ロニーに力を与えるきっかけとなっていたようです。ライリーは、捕虜ではなく捕虜を助けに行った部隊ではありましたが、捕虜救出の際に、蜘蛛の力を持った捕虜に嚙みつかれたことで能力を得るに至った様子。
しかし、当時の彼は蜘蛛の本能と抗う中、人間らしさを失ってもいたとのこと。それを取り戻すために繰り返し映画を見て人の真似をしていた、という話がありましたが、前回映画のセリフをそらで言う事ができていたのも当時のライリーが人間らしさを取り戻す際の副産物であったようです。
ただ、本作に登場する他の能力者が、能力を使うたびに命をむしばまれているにに対して、彼がスパイダーの能力にうまく適用できてうるという点は特別であるようです。直接DNAを注入された捕虜たちと異なり、彼は間に能力を得た人間に噛まれて力を得たという点が鍵になっていたなんてこともあるのかもしれません。
さらに、今回色々とルビーの死後消極的になっていたライリーがフリントたち能力者の事件に積極的に絡んでいるのも、自らの体にあるスパイダーの力を消す方法を探る為だったことが明らかになりました。
能力者に関する治療を行おうとする医者であるフェイバー、今回見えた範囲ではその気持ちに裏があるようには見えなかったこともあり、その目的は一致しているともいえそう。そうなると、ここからはフェイバーと協力していく方向に繋がるなんてこともあるのでしょうか。
アレシア・フェイバー
前回語られたフェイバーという医者の存在が今回ピックアップされる。アレシア・フェイバーと呼ばれる医者は、フリントたち能力を持ってしまった人の治療に当たっていたようです。彼女自身は本気で治療しようと向き合っていたものの、その過程で逆に能力の覚醒を促進してしまったことが明らかとなる。
彼女の治療については、何か裏があるのでは?とも思ってしまいますが、ベン・ライリーを見た助手のセリフが、私たちを助けてくれた人だ、だったあたり、彼もまた捕虜として実験の被害者になりかけた人物だったわけで、善意で能力者を救おうとしているという方が正しそうです。
今回逃げようとしたのも、突然記者が訪れ秘密を掴んできたが故。確かにあれだけの事態に絡んでいるとなると、事実が明らかになれば、能力者に興味のあるフィン・バーンや、それに敵対する市長、その他悪い事を考える大勢の人たちから狙われるだろうことは容易に想像できますし、逃げるしかないというのもわかるものでした。
そんなフェイバーですが、今回フリントを救いたいハーディから、ベン・ライリーこそがスパイダーであることを伝えられる。能力者の治療の鍵となるライリー、どうにもここからハーディに裏切られてしまう姿が見えてきた気がしますが、果たしてどうなるのか気になるところです。
揺れるハーディ
スパイダーとしての正体をハーディに明かしたライリー。彼の心はハーディの元に向いているようで、共に街を去ろうという提案をするほど。ただ、ハーディの方はフリントへの気持ちが決して消えているわけではなさそうで、まだ揺らいでいるようで、フリントが助けられると知れば、そちらに心が動いてしまったようです。
魅力的な女性に心動かすも、結局それに裏切られ、相手の愛を祝福して去っていくなんて流れは、この手の探偵ものだと定番な気がしますが、ライリーもそういうラストになるなんてこともあるのかもしれません。
しかし、今回、突然探偵事務所を辞めて女と二人で街を出ていくと語りだしたライリーを素直に祝福できるジャネットさんは本当に良い人。今回見せた調査能力も本当に優れており、ライリーは周りにいる人には恵まれているんだなと、実感できるお話でした。




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