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さよならララ 3話感想・考察 『目、そらしたら負け』

さよならララ3話目、そらしたら負け感想 アニメ
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さよならララ

2026年夏アニメ、『さよならララ』の3話『目、そらしたら負け』の感想・考察記事です。アニメの内容のネタバレ等含まれますのでご注意ください。

目、そらしたら負け

滋賀に来たララのてんやわんやが描かれていた前回から続く今回のお話では、ララを受け入れた大津茉里のお話が描かれることになりました。

ほんとうの愛を求め、地上での王子様探しを始めることにしたララですが、まだまだ地上に慣れない事で色々とトラブルを起こしてしまう。家の中を荒らしてしまうというのは、割と定番ですが、現代風なのはAIスピーカーに話しかけて大量にバームクーヘンを注文してしまうというもの。声の認識など設定はできたはずですが、魔女様が使う関係か、一人で使っていると細かく設定をしないからなのかは、ララに思わぬ形で利用され頼めばケーキが出てくる不思議な道具、といった認識になっていそうなのが面白い。

そんなララですが、部活の件もありピリピリした茉里に跳ねのけられたことで、家から出ていく事を決意する。この時に、持っていく荷物に前回のココアの缶があるのは、茉里の存在の大きさが感じられるのが良い感じ。そして、それとは別に、最後にタヌキの置物を詰め込んでいたのもなかなか印象的、前回町の中を走り回る中、工務店で出会ったタヌキ、どうやらそれを相当気に入っていたのが伺えます。

そんな今回のラスト、茉里との問題を解決する中、茉里に対する愛情を自覚したが故か、何やら琵琶湖に巨大な物体が浮上。これが、ほんとうの愛に近づいたが故に生じたものなのでしょうが、1話で出てきたとなると、これ一つで終わるわけではないのかも。ほんとうの愛、男女の愛だけではなく、もっと広い意味を持っており、この感じで毎回町の人との交流を通じて琵琶湖にあれが浮き上がってきたりする、なんてこともあるのかも。

OPを見ていても、学校生活や、バイト先?のような描写もちらちらあり、ひとまず大津家での生活は認められたララが、次は滋賀で何をするのか気になってきますね。

魔女様

ララの大津家で暮らすためにおばあちゃんへの説得まで行ってくれた魔女。それなりに大げさに話こそしていますが、割と状況的には間違っていないのがララの過酷さを感じさせます。

そんな魔女ですが、今回、茉里は珍しいから私を拾った、狭いところに閉じ込められているのは嫌、と色々と文句をつけていましたが、私の言うとおりに茉里に作らせた水槽は、居心地は悪くはないと語っているのが印象的でした。

前回の話を見ていても、何となくわかっていたのですが、素直でないだけで茉里に対しては、相応に恩を感じていそうですし、今の住処もかなり気に入っているのが見えてくるのが良い感じ。

どうにも最初からいまいち目的が分かっておらず、悪い魔女という印象だけが先行しがちですが、これまでの行動を見ていると達成したい目的こそあれ、悪意があるとまでは言い難い気がする。彼女が一体何を思って動いているのか、今後語られていくのが楽しみです。

母親の願いの意味

そんな今回の話の主軸となったのは大津茉里のボクシング部での悩み。中学時代の全国優勝ということで、高校でも特別な扱いを受ける茉里。しかし、高校の先輩方は素直にそんな彼女を認めることができずということで、いがみ合う関係が続いていた。

紆余曲折あり、二人を戦わせることで決着を付けよう、となるのは実にボクシングものの作品としてはありそうなもの。しかし、今回二人の仲を取り持つきっかけとなったのは、突然やってきたララだったわけで、この点は、この作品らしさが良く出ている話の流れでした。

その中でも特に印象的だったのは、茉里の過去の母親との会話。喧嘩をしてほしくないという母親の想いを、幼い茉里は殴り合いのけんかをやめてほしいと受け取っており、だからこそボクシングをやりたいと伝える時にも悩んでいた。しかし、母親が伝えたかった喧嘩を辞めるには、もっと大きな意味が含まれていたはず。

直接の殴り合いで決着をつける喧嘩からは卒業したものの、今の周りを受け入れない茉里はボクシング部の中で喧嘩をしているのと変わらないともいえる。そして、コーチの言う通りただボクシングで決着をつけるだけなら、結局昔の喧嘩をして終わらせていた彼女と何も変わっていなかったともいえます。

しかし、そんな試合の最中突然割り込んできたのがララ。何もわかっていない彼女ですが、ただひたすらに素直な感謝の気持ちを向けてくる、そして、そんなララの存在があったからこそ茉里もまた先輩に対して素直な気持ち、自分のボクシングに向ける想いを伝えることができた。ラストシーンでのボクシング部との喧嘩を辞めた象徴的なLINEのやり取りは、茉里の喧嘩が終わったことを表すような良いシーンでした。

こうやって自分の気持ちを話すことで喧嘩を辞めるという選択ができた茉里は、ようやく幼い日の母親の想いに、答えることが出来たとも言える。ララの存在が、周りの人を巻き込んで変えていく、という流れが丁寧に描かれたお話で良かったです。

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又三郎

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