二十世紀電氣目録 ユーレカ・エヴリカ
2026年夏アニメ、『二十世紀電氣目録 ユーレカ・エヴリカ』の5話『愛の証明』の感想記事です。アニメの内容のネタバレ等含まれますのでご注意ください。
愛の証明
両想いを調べる発明
1~3話での三添が電気目録に執着する理由が語られる話が終わり、前回から喜八の電気に絡んだ発明がいかに生かされていくのか、という話、ある意味本題が始まり始めた本作。今回の新たな発明品は、両想いを調べる装置、とのこと。
ただ、兄が残した追記も何やらどこか不安を感じさせるものらしく、正直なところ兄ですら正しく完成するとは思っておらず、時折見かける恋愛計測マシンのような玩具のようものという想定で作っていそう。
今回のお話でも、測定マシンが壊れていてうまくいかなかった、という面こそありましたが、それ以上にまだまだ人の気持ちを測れるようなものではない、という結論に至っていたようでした。
両想いの測定器自体は、まだまだ夢の産物といった感じではありましたが、今回さりげなく電池の製造が進んでいたのが気になる所。蒸気による発明は、蒸気機関を内蔵する故に大きくなるという欠点が以前の話で語られており、それに対する電気側の明確なメリットとして描くことができそうな発明。今回は結局触れられることはありませんでしたが、ここから先の重要な発明の一つとなっていくのかもしれません。
原島すず 大蔵ケイト
そんな今回の話で焦点が当たったのは、原島すずと大蔵ケイトの二人の関係。名前がカタカナ、更に金髪ということで、何やら事情がありそうなケイトでしたが、今回のOPで海外から日本へ来ていた事、そして、海外で一人だったところにできた最初の友達がすずと稲子だったことが明かされる。
そんなすずに対して、恋した大学生が登場したことで、今回の両想い測定器がピックアップされ、様々な登場人物を機械で実験。しかし、最初に落とした時の衝撃で装置が壊れてしまっていたが故に、白いヘルメットをかぶった側の感情を高めるという、意図しない挙動をする装置になってしまっており、色々と大変な事態になってしまいました。
今回の発明品、失敗作ながらも相応に効果を発揮していたのが印象的。この装置、感情を高めているだけであくまで本人の気持ちを捻じ曲げているわけではなさそうなので、なんだかんだ今回の男たちが見せた相手への気持ちは本物だったというのも面白いところ。
両想いを調べる装置とはなりませんでしたが、稲子が語った通り、意図しない形ながらも本心を伝える装置にはなっていたわけで、電気の力を一つ証明するものにはなっていたようです。
また、今回の話、両想いの装置が話の軸にありながらも、話の中心にあるケイト・すずとの間ではこれを使う事がなかったというのが非常に好み。すずが、他の男と付き合ってしまうのか、という不安を度々見せていたケイトですが、最後のシーンではアンパンを共に食べる流れで、二人の絆が確かにあることが描かれる。
二人の間の大切な気持ちは、機械で測れるようなものではない、というのが描かれているようで、なかなか好みなラストでした。
そんな今回のお話、あまり重い空気にならずに進んだのが、いつもコミカル寄りな演出をしようとする本作とよく合った話になっており、なかなか良い感じでした。
ただ、毎度のことながら今回もなかなか顔の変化が激しく、稲子の瞳が凄いことになっていました。両想いかどうかという恋愛絡みのお話が描かれるという事で、そこに対する興味が深い彼女のテンションがとても上がっているのはよくわかりますが、ちょっと過剰すぎるかな、と思ってしまう部分も少しありますね。




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