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仮面ライダーゼッツ 49話 感想・考察 次回最終回『Case49 憶う』

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2025年9月8日より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第7作目の作品『仮面ライダーゼッツ』49話『Case49 憶う』の感想・考察記事です。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

Case49 憶う

ザ・レディとの決着

ねむが自らの存在を消し去った事でオブリビオンと共に消え去った前回のお話。今回は、消えたねむを忘れない皆が、彼女の復活を願うお話となっていました。

そんな今回、すさまじい存在感を放っていたのが、ザ・レディ。ねむが消えたことで、ある意味で自暴自棄のようになった彼女、ファントムの力とゼッツのエクスドリームの力を合わせて再び娘を生み出そうとするも、自らの娘はネムだけであるという事を思い出し体を無意識に誘導されていただろうファントムの力に対抗する。

ファントムとの戦いは、直接戦闘をするようなものではありませんでしたが、自らに融合したファントムごと目を潰すことで幻を見る自分を消し去った事で倒しきる。

瞳を潰したザ・レディ、その真っ白な目の異様さ、演技の迫力故にホラー作品のような絵面を作り上げるていましたが、その怖いまでの絵の勢いがファントムを変身すらしないで倒し抜くという展開に説得力を感じさせるものでした。

そんなザ・レディですが、ファントムを倒しきるもそのまま死を迎えてしまいました。しかし、それでも最後にねむにおかあさんと呼んでもらうことができたのは、色々と世界をかき乱してきた彼女に与えられた最後の救いといった感じ。やってきたことを考えると、その罰を受ける形にはなりましたが、それでもねむの母親であることを最後に思い出し、それを貫き通したが故に迎えられたラストといった感じでした。

オブリビオンとねむ

ねむの消滅により同時に消えたオブリビオンでしたが、今回冒頭でねむにかけた言葉がなかなか印象的でした。

ねむ自身が自らの存在を消したことも、それでねむが苦しむことがなくなるならそれでもよいという態度、これまでのひたすらに明るく会話できなさそうな雰囲気を持った態度からは少し意外さを感じさせるもの。

これまでのねむ以外の人間を消そうという行動も、ねむが苦しむからという点だけは一貫しており、彼は彼なりにねむのことを考えて動いていたというのは、他のナイトメア達とは少し違ったようにも思え、このあたり元々彼がベビーであり、ねむが母親的な存在であったことも関係していたのかなという気もします。

そんな今回ですが、ねむは皆と共に生きるという夢を改めて自覚したことでオブリビオンの忘却の力に対抗することになる。オブリビオンなりにねむのことを考えた上での行動だったわけですが、本質的には他のナイトメア達と同じように、夢主が持つ願いを歪んだ形で叶えようとするという点は変わらなかったという事なのかもしれません。

ねむが復活したことで、同時に復活したオブリビオン。以前は3人がかりでも歯が立たなかった相手ですが、莫の手にした新たなカプセムに加え、ねむが迷いを振り切ったことも勝ちにつながる大きな一つの要因となりそうです。

帰ってこない莫

そんな今回、一番印象に残ったのは、莫と美浪との別れのシーン。帰ってきてと願う美浪に対して、もう戻ることはないと告げる莫。

これまで語られていた、夢と現実の境界が曖昧になりつつあった莫、本当の意味でその一線を超える最後の戦いへと向かう事になるようです。

莫の背中を押した美浪でしたが、その後に一気に表情を崩した涙を見せたのが特に良いシーン。これまでも、コードナンバーセブンではなく、莫としての幸せを願い続けてきた彼女。これまでのエピソードでも、莫との間の関係は特に濃密に描かれており今回の彼が消えるという発言に対する感情の発露は見ていて悲しくなるもの。本作の中で莫に対して一番強い感情を向けている最後の家族である彼女、何とか幸せなラストを迎えることはできないのかとつい思ってしまいます。

いよいよ、次回最終回となる仮面ライダーゼッツ、どのような終わりを迎えるのか待ちたいところです。

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又三郎

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