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LOST10 2話 感想・考察 『人を地獄に連れていく』の意味、田畠の自殺の理由とは?『Lost Myself』【ロストテン】

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2026年10月17日に放送開始した『LOST10』の感想記事です。ネタバレも含まれますのでご注意ください。

2話 Lost Myself

山での遭難とそこで起きた事件を描いた本作、前回は事件のあらましが描かれましたが、今回は小駒の恩師でありツアー参加者である亜矢先生と、ツアーガイドである田畠の二人、さらに睡眠薬を飲んで落下死した二階堂の妻であるアヤネの3人へ向けた疑いが描かれることになりました。

食い違う証言、二人の嘘

今回最初に描かれたのは、前回モノクロで描かれていた亜矢先生の証言に見られる食い違いでした。亜矢先生は、田畠さんが二階堂を探しに行ったと語っていましたが、今回、追加で二階堂に水の入ったペットボトルを渡したのは田畠さんという話まで出てくる。

しかし、亜矢さん側に聞いた話では、二階堂を追いかけ、水を渡したのも亜矢さんであるという話がされ、二人のどちらかが嘘をついていることがわかる。

ただ、この件に関しては、今回の話の中だけでも、遺留品から見つかった睡眠薬が入った水の入ったペットボトルからは田畠さんではなく、亜矢さんの指紋が出てきており、水を渡したのは田畠さん、そうなると、二階堂を追いかけたのも亜矢さんなのではないか、とひとまずの答えを見せる形になりました。

とはいえ、今回はあくまでペットボトルから亜矢さんの指紋が検出されただけ。自分の指紋は付けずに亜矢さんの指紋を付けたペットボトルを用意し、それを渡したなんてこともできなくはないはずなので、これだけでは一概に亜矢さんが実行したとは言い切れないようにも思えます。

山岳保険の受取人の謎

この二人に関しては山岳保険の受取人が亜矢さんに設定されていた謎も残っているのですが、その件に関してはどちらも事情は知らないと語っていました。

しかし、この保険に絡む受取人を亜矢さんにするという行為は、タブレットへの入力を行っていた田畠さんにしかできないように思えるものの、本人もそんなことをすれば大問題であると語っていました。

そもそも、この山岳保険の件は、仮に保険金が下りたとしても、疑ってくれと言わんがばかりの状況なので、保険金そのものが狙いではなく、他に何か狙いがあったのではないか、という風にも思えます。

前回の範囲だと、田畠さんが保険金を必要とする動機としては娘さんの治療費という可能性が浮かびましたが、エコー血栓症の治療には補助が出ているとのこと。そのため、生活に困るほどではなかったことがわかり、直接のお金目的の事件という可能性は今の所見えていません。

保険金受け取り人変更の件を考えると、田畠さんが亜矢さんが受取人になるよう入力したとしか思えないのですが、指紋などの二階堂を山で殺した証拠は亜矢さん側の方に揃っており、いまいち釈然としない状況になっています。

田畠さんはなぜ自殺を選んだのか?

そんな今回のお話は、ラストに田畠さんが自殺するという衝撃的な転換を見せる。その理由はどうやら病院にてその晩にかかってきた誰かからの電話にあるようです。

田畠さんは、最後に娘さんの元に向かい別れを済ませた際の態度を見るに、この自殺は娘である乃々ちゃんのために行ったとしか思えない。

更に田畠さん自身は警察側から向けられた疑いが外れかけた状況というのを知らないとはいえ、このタイミングでの自殺という点を考えると、単に保険金の件がバレたから自殺に及んだというわけではなさそう。

また、自殺の場面では、最初に彼女はスマホを落としていたのも気になるところ。誰かと話をしていたのか、はたまた、死ぬかどうか悩む中でスマホの壁紙の娘との一緒の写真を見ていたけという可能性もありそう。とはいえ、あそこでわざと落とす描写を差し込んだ以上、残されたスマホに何か鍵があるのかもしれません。

現状では、保険の受取人の変更は亜矢さんしかできないことを考えると、ペットボトルの件もどうにか亜矢さんの指紋がついたものを用意する方がまだ実行可能なように思えます。例えば、亜矢さんに二階堂殺しの罪を着せるために、保険金の受取人を彼女にし、ペットボトルを用意していたなんてことはあるのかも。

ペットボトル自体は、山で購入したものなので、一時手渡すことで指紋を付けるだとか、元々ツアーの参加者として繋がりが縁から手に入れておくなんてこともできるのかもしれません。

山での二階堂殺し自体は田畠さんが行っており、その犯人として亜矢さんを立てようとしたという方が筋は通るような気がします。

ただ、そうなると、田畠さんには保険金以外に二階堂を殺す動機があったわけで、そのあたりがハルネとの関係や、今回の自殺の件に絡んでいそう。

動機自体は娘の為であるなら、彼女の根本的な遺伝子治療を行うための見返りという可能性もありまし、今回二階堂殺しはもっと大きな事件の一端で、その罪を背負って自殺するなら娘の面倒は見る、なんて約束がされたのかも。

どちらにしても、二階堂を殺す必要があったあたり、病院での連絡先の人物は、ハルネ、もしくは、今回示唆されたハルネの協力者のどちらかではないかと思われます。

ハルネに絡んだ不審な点

二階堂の死から1億5千万円の保険を受け取るハルネに関しても、前回に続き今回不審な点が目立つ。

まず、家への警察の調査の前に、二階堂の大量のスマホを袋に詰めゴミ山に捨てて隠す描写が差し込まれました。

スマホの中身を見られたら不味いということなのでしょうが、それにしても隠したスマホは一つや二つというわけではない数であり、二階堂が表ざたにできない何かをしていたことを感じさせます。

また、喪服を探しにデパートに向かう場面では、トランクに集めていたスマホを隠し、連絡した誰かに回収させているシーンが描かれました。

スマホの回収まで担当するほど信頼している謎の人物、既に登場している誰かなのか、はたまた、まだ未登場の人物なのか。

二階堂そのものの怪しい点もあり、彼の営業する従業員は、二階堂が割と山に行っているような発言をしていたところ。その割には、山を登る装備で赴いているわけではなく、山登りそのものを楽しんでいる感じでもない。そうなると、何か他に山に行く他の事情があったようにも思える。

仮に人目につかない山の中で、何かの取引をしているという話だとするなら、今回小駒の過去に絡んでいた麻薬の取引、なんて話もあるのかもしれません。その取引に、畠中さんも関係していただとか、まだ遭難中の3人が絡んでいた、なんて可能性もありそうですが、このあたりも気になるところです。

人を地獄に連れていく

二階堂に絡むお話としては、今回のラストシーンで『人を地獄に連れていく』というヒンディー語を語った従業員リアムも気になるところ。

翻訳で何か意味が損なわれていないか気になり少し調べてみましたが、あの言葉はヒンディー語では「खींच के नरक में लेह जाते है」となっており、「地獄へ引きずり込んでやる」、というニュアンスの様です。

リアムが、誰かを地獄に引きずり込むと語っているのだとしたら、自分が不法滞在で捕まってしまった以上誰かを道連れにしてやる、という意味が込められている、なんてこともあるのかも。

ここでこの意味深なセリフが出てきた以上、二階堂殺しの協力者だった、なんて可能性もあり、そうなるとハルネを道連れにしてやると取ることも出来そうですが、果たしてどうなるのか次回が気になるところです。

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人鳥三郎

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