PR

ノワールとミステル SYNDUALITY Noir 16話感想・考察『Noir Rain』【シンデュアリティノワール】

アニメ
当ブログは、アフィリエイトプログラムに参加して商品を紹介しております。当ページのリンクを介して商品を購入すると著者に収益が発生することがあります。

2024年1月9日より、監督『山本裕介』、ストーリー原案『鴨志田一』、シリーズ構成『あおしまたかし』による製作の『Synduality Noir(シンデュアリティ・ノワール)』の後半クールがスタート。第16話『Dual of fatesの感想文です。

最新話のネタバレを含みますので未試聴の方は注意してください。

第16話『Noir Rain』感想

ノワールの想い

冒頭の、二人での戦いを思い返すノワール、ミステルと共に戦ったときの強さを知り、戦闘ログ共有完了。

メイガス三原則にある契約者の成長。マリアとの約束、カナタを成長させるという約束を果たしているのは私とミステルどっち?と疑問に思う。シーズン2に入ってから触れられていなかったノワールの想いと、そのタイムリミットに触れられたお話。

やはり、シルヴァーストームとの戦い以来、ずっと自分とミステルどちらがカナタに必要とされているのか考え続けているノワール。前回の黒仮面たちとの戦いの際も、結局ミステルと交代することで対応することに成功していたこともあり、二人の記憶をコンバートする中で、だんだんと自分を不要と思うようになってしまっている様子。

そして、そんな中いよいよミステルの修復完了が近づいてきたことが明かされる。ミステルが修復完了すれば、イストワールと更新した場所がわかることもあり、素直に喜ぶカナタ。

しかし、その裏でノワールは、ミステルよりその時はノワールのストレージが不要になり、自らの死が訪れることを伝えられる。

このあたりは、そのことを理解しているのがノワールとミステルのみという状況で、まさに最後のかなたへの恩返しのためにカナタに手料理を作ってあげようとするというのが、今回のお話でした。

ロックタウンの人々

料理修行の食材を譲り受けるため、ノワールはマイケルの指示の元ピーマンを配って回る。

その中で、気づくのは、ノワールがこれまでロックタウンで暮らしてきた人々との繋がり。ぽんやりとしながらも町の中を歩き、多くの人と交流してきたノワール。自分が消えることを知っているノワールは、その一人一人との間に写真を残していこうとするさまは寂しいシーン。

エリーを主人公とした外伝小説や漫画なんかでもちらっと触れられた通り、料理が苦手なエリーも共にノワールと料理修行に当たる。

トラブルが発生しながらも、料理を完成させることに成功。更に、一人でもカナタの為に料理を作ってあげるられるほどには料理の能力も向上。

カナタに心配をかけながらも、無事調理に挑むことができ。ただ歩くだけでも何かに引っ掛けて転ぶ程度にポンコツだったノワールからすると、きちんと料理を完成させカナタに食べさせる。

予想外の事態

カナタに無事手料理を食べさせ、最後の望みを果たしたノワールでしたが、それと同時に最後の時間も訪れてしまう。

体がミステルのように変わりっていく中で思うのは、自分の存在が消えてしまうという事への恐怖。死に直面したその瞬間、初めてこれまで自分がつながってきた人々の中から自分がいなくなることの怖さを感じたノワールは、ミステルによる再生すらも抗う。

ノワールは納得しているものとして、処理しようとしていたミステルもこの事態は想定外だったらしく、何や意識がどこかに流されてしまった様子。

本来消えるはずだったノワール、全てを受け取り再生完了するはずだったミステル。予定外の事態により、黒く染まったノワールの体から意識が失われていた。

カナタのメイガスであるという事から、カナタのために消えようとしたノワールが、カナタだけでないロックタウンの人々との関係故に、消えることの怖さを自覚するという流れはノワールの心情がよく出ていてよかったです。

しかし、それできれいに終わるわけではなく、ノワール、ミステルの間にエラーが生じてしまった様子。次回は、このノワールとミステルの関係に折り合いをつける話となるのか、はたまた1クール目終わりの時のように次の話には再起動しているのかわかりませんが、どうなるのか気になる終わり方でした。

裏切り続けるノエル

今もなお、裏にて黒仮面に連絡を取り続けているシエル。今回、カナタの言っていたマスター契約がなくてもシエルは信用できると言う言葉は、なかなかつらいもののように思えます。

それでも、普段通りカナタに接するシエル、果たして彼女は今後どんな道を選ぶつもりなのか。

小説:はじまりの青 シンデュアリティ:ルーツ

先週、Syndualityプロジェクトの一環として、小説『はじまりの青 シンデュアリティ:ルーツ』の情報が公開されました。この作品で青というと、ブルーシストなる汚染された雨がたまに浮かびますが、もしかすると新月の涙に関連したお話が展開されるのかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました