クロトーとの共闘ガッチャード32話感想・考察『現る大王！人形たちのジレンマ』【仮面ライダーガッチャード】

2023年9月3より放送開始した令和仮面ライダーシリーズ第5作目の作品『仮面ライダーガッチャード』32話『現る大王！人形たちのジレンマ』の感想記事です。錬金術師が生み出した人口生命体ケミー。何者かによって一斉に世界に解放されてしまった101体のケミーを集めるため仮面ライダーに変身することとなった高校生・一ノ瀬宝太郎の戦い絵を描く作品。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

32話『現る大王！人形たちのジレンマ』
次回33話『伝説ライダー！？100年早いな』
仮面ライダーガッチャード毎週日曜9：00放送中

32話『現る大王！人形たちのジレンマ』

唐突なレジェンド

今回冒頭からいきなり登場『レジェンドの世界』、Youtubeなどでも配信されていた仮面ライダーレジェンド絡みのお話が急に放り込まれ、レジェンド見ていない方からしたら大分混乱しそうだなと思うスタート。

昨年のキングオージャーに登場したキョウリュウジャーのように、本編にも絡むようでそこまで大きくかかわらない一時的なゲスト登場となるのでしょうか。

何やらレジェンドカメンライザーなる新アイテムを作成。それを奪いに来たハンドレッドが、ガッチャード世界にも出現大暴れといった感じの映画のようなお話が展開。今回はカグヤ様の出番はありませんでしたが、次回登場しそうです。

クロトーと宝太郎

今回の話の肝になっていたのは、クロトーと宝太郎の関係。

ドレッド参式の出力に耐えられなかったクロトー、はアトロポスからもクロトーのスペックでは無理と見限られる。参式は使えないならガッチャードライバーを奪えばいいと言わんがばかりに宝太郎に襲い掛かったところ、さらにハンドレッドの襲撃を受ける。

これだけでも結構状況が混沌としている中、さらに何を思ったのか冥黒の王が、二人とハンドレッドの面々を錬金術により迷宮に分断。それにより、まさかのクロトーと宝太郎の共闘が始まるという感じでした。しかし、この二人割と根っこが素直そうなところが似ているような気もして、並んでいると割と気が合っていそうで良い組み合わせに思えてくる。いくら跳ねかえしても近づいてくる宝太郎と、跳ねのけながらもどこから気を許しつつあるようにも見えるクロトー、なかなか面白い組み合わせで、今後の話でも拾われそうで楽しみです。

皆に見下されそれに対する反骨心から燃え上がるクロトー、まさかの挿入歌がかかってのドレッド弐式といいい、クロトーメイン回としてなかなか盛り上がるお話でした。

さて、そんなクロトー、ここまでの話を見ていると、表にこそ出さないものの、一番の願いは三姉妹皆で仲良くするといった感じのもののように思えます。しかし、本人の性格故か、自分たちがホムンクルスであるため、その作られた理由こそ第一としているからかはわかりませんが、そのことを素直には認めないクロトー。

冥黒の王により、迷宮を脱出した褒美として力を貰いはしたものの、おそらくそれは、クロトーが本当に願ったものではないように思える。新たな姿、心も力に飲まれてしまったように見えたクロトー、果たして、彼女の本当の願いが叶うときは来るのか、今後の展開が楽しみです。

ラケシス

そして、ちゃっかり錬金アカデミーサイドに受け入れられたラケシス。ヴァルバラッシャーの模造品も貰い、すっかりなじんだように思える彼女。今回、冥黒の三姉妹が、グリオンの錬金術により作られたホムンクルスであるということがはっきりと示されました。

夢も希望もない、ただの人形と自分たちを称するラケシスでしたが、ここにきてまさかの鏡花さんがマッドな一面を発揮。人間にするため、体を調べさせてほしいのシーンは、その表情と思わずヴァルバラッシャーを構えるラケシスでちょっと笑う。

しかし、このホムンクルスが人間になるという話は、クロトーにも絡んで今後割と重要な話になりそうな気もします。

次回33話『伝説ライダー！？100年早いな』

冥黒の王登場と割と衝撃的な今回で下が、何やら次回は仮面ライダーレジェンド絡みの要素強めのエピソードとなりそうな感じ。

予告にはダークライダーと称して、今回ラストに登場したハンドレッド面々が変身しただろうライダーの姿もあり。仮面ライダーエターナル、ダークキバ、さらにグレアと仮面ライダーギーツからも早速一人登場。この参人、ベルトも本人の物そのまま使っている感じに見えますが、ジクウドライバーでの変身というわけではないのでしょうか。次回、カグヤ様のパワーアップが見られそうです。