2026年3月30日より放送開始NHK朝ドラ風、薫るの87話の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
風、薫る 87話 18週目『岐路にて』
前回のお話では、派出看護という新しい仕事への直美の挑戦が始まりましたが、そこから続く今回のお話では、実際に派出介護が始まるまでのお話が描かれました。
派出看護への道を進む直美
前回、帝都医大付属病院を辞めた直美、今回は実際に訪問介護を始めるまでの準備が始まる。
場所については、りんの母である美津の案内から今の自宅の向かいの家を借りることができ、実際に派出介護として働いてくれる看護婦についてもしのぶの再登場により、二人でのスタートとなるようです。思えば、看護をすると言っても、看護婦として学んだ人はまだほとんどいないあの時代、直美以外のメンバーを集める時点からハードルは高かったわけで、しのぶの力添えは非常に助かるもの。
その他にも、卯三郎さんや、シマケンさん、虎太郎の力もあり、看護に必要な設備・薬の購入・宣伝の様のチラシなどの準備も進んでいきましたが、これまでの登場人物たちの力添えあってこそ形になっているというのが良い感じでした。
とはいえ、病院の中ならともかく、一般的な世間の中では看護という存在自体がそこまで認識されてはいないようで、まず最初の仕事を見つけるまでのハードルは高そう。
仮に頼まれたとしても、1日5銭とのことなので、それで仕事を成り立たせられるのか、という点も問題として残りそうで、まだまだ直美が目指す派出看護の道は険しそうです。
善江さんとの別れ
そして、今回のラストで描かれたのは、直美と善江さんとの別れのお話。これまで東京でずっと直美を見守ってきた善江さんですが、九州へ移り住むことが伝えられる。東京から新潟でさえも遠いこの時代、九州への移動となれば、もしかすると本当に最後のお別れなんてことになってもおかしくない距離。
そんな善江さんに対して、直美は訪問介護に名前を付けてくれと頼む。文さんとの話では、名前を付けることの意味が語られていましたが、その点から考えると直美が自ら作り上げようとする新たな仕事に名前を付けてほしいという頼む事の重さが感じられます。
文という産みの母親のお金があって始められた派出看護、それに育ての父親のような存在である善江さんから名前を貰うというのは、今の直美が改めて自らの人生を見返した時に、彼がそれだけ大きな存在だったことを改めて自覚できたという事なのかもしれません。
これまでは、善江さんが涙を流すことが多かったですが、今回は善絵さんは涙をこらえ、直美が涙を流すというのもなかなか良いシーンで、ここまで直美を見守り続けてきた、善江さんから直美が巣立ったことを表しているようにも思えました。


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