2026年3月30日より放送開始NHK朝ドラ風、薫るの88話の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
風、薫る 88話 18週目『岐路にて』
直美の派出介護への準備が描かれると共に、善江さんとの別れが描かれた前回のお話。そこから続いた今回は、派出看護や新潟でのりんの現状が描かれることになりました。
投獄される新聞記者横沢
今回は、新潟でのりんのお話が中心となり、シマケンとの手紙でのやり取りや、新潟で出会った新聞記者横沢とのやり取りが語られることになる。印象的だったのは、横沢に対して看護を語るりんの熱意。自らは看護には付けないとあっても、やはりそこに向ける情熱は未だに確かに持っていることが伺えるものでした。
シマケンとの手紙でのやり取りは新潟で使われているいとしいという言葉について触れられ、互いにいとしいと想う気持ちを伝え合うやり取りが続くことになる。今回のラストで横沢から結婚の申し込みをされたりと、虎太郎の件があったりと、男性周りの話の動きがちょこちょこあるりんですが、どうにもこのやり取りを見ていると、側にいて楽しい人、という意味ではシマケンさんの扱いが一番大きい気がしますね。
ともあれ、今回のお話の中心にしたのは、新部記者の横沢さん。りんと共に、街の中で警官追い立てている男性を庇ったところ後々投獄されてしまったとのこと。追われていた男性は、ただ演説を聞いていただけとのことで、りんが新潟に来た際に語られていた、高額納税者にしか選挙権が与えられないという話などともつながっており、時代背景的を考えると自由民権運動に対する弾圧を描いているようです。
周囲の目が合ったからこそあそこで警察は下がったのでしょうが、逆に新聞記者の言葉に負けたなどという弱みを見せられないが故の見せしめの逮捕、といった面も強そうでした。
そんな横沢に対して、りんは周囲の目があるからやめておけという忠告を無視して、面会へと向かう事を選びました。今回横沢に語られていた通り、毎度毎度普通に収まる選択を取らないりん、今回のこの選択もここから大きな波乱を生むような気がしますね。
とはいえ、りんの働く寮の生徒たちも、りんの言葉に少しずつ影響を受けている描写もあり、このあたりが新潟でのお話に絡んでいく事になりそうです。
すんなりとはいかない訪問看護
東京側のお話として描かれたのは、直美の始めた訪問看護の現状。今回は、初めてのお客さんがついてはくれたものの、看護を望んできてくれたというよりは、倒れた嫁が働けない間の家事の手伝い的な面が強そうでした。
病院ではあたりまえにしようと進めている看護ですが、一般の理解を得るにはまだまだ遠く。地道に仕事を重ねるにしても、今回のような依頼が来ることもありそうですし、むしろそちらの方が需要としては多そう。
今回の断り方も、何やら尾を引きそうな話となっており、訪問介護への評判の影響もありそうです。
看護という仕事を進めるうえで、最初は家事手伝いも合わせて行った方が確実ではあるでしょうが、それを進めていけばいつのまにやら看護のための仕事という本質を見失ってしまう、なんてこともありそうで難しそうな話。
地道に看護を世間に広めていくのか、はたまた、何か大きな事件が起きるのか、果たしてどうなっていくのでしょうか。


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