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風、薫る 119話 感想 絵の道を目指す環 24週目『環』【NHK2026年前期朝ドラ】

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2026年3月30日より放送開始NHK朝ドラ風、薫るの119話の感想記事です。

この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。

風、薫る 119話 24週目『環』

亀吉とりん

亀吉と環の会話の中で、環が将来どんな仕事に就きたいのか、という悩みがピックアップされた前回のお話。

今回の冒頭で描かれたのは、しまけんの元へ行くという手紙を残した環に動揺するりんの姿。そして、そんなりんと亀吉との会話。環を連れ戻しに行って別れたきり、本当に久しぶりの再会となった亀吉とりん。二人の会話では、亀吉の変化が印象的でした。

かつては、女が学ぶことを否定するだけだった亀吉、今の彼も女が学び将来を悩むことが良いとまでは言わないものの、今の環の在り方を否定はしない。むしろ、りんと同じように自分の将来を悩むという贅沢を与えられている環の事を認め、それがりんの望んだことだろうという言葉をかける。

かつては自分に学がない事にコンプレックスがあった故にりんを認められなかった彼ですが、時間の流れや離れていったりんが看護婦として独り立ちしたことなど、様々な要因を経て今のりんを認めていたことが伺える展開でした。もしかすると、学ぶことを否定していた母が最後に字を学び手紙を残した、というのも彼の心境に変化を与える一つの要因だったのかもしれません。

さらに別れ際には、かつての問題を起こす原因でもあった酒を断っていることも語られ、りんとも綺麗な別れを告げるに至る。ある意味今のりんが看護婦になるきっかけを作ったともいえる彼、最後に爽やかな別れが描かれたのはなかなか良い感じでした。

しまけんと環

その裏で描かれたのは、しまけんと環との会話。しまけんの元で環が語ったのは、絵を描いていきたいという夢。その言葉に対する、仕事にしたいのか?というしまけんの問いかけは、かつて自らが小説家を仕事にしようと思っていたから出たもの。

それが大変な道だと分かっていても、しまけんが背中を押したのは、環の強い思いを感じ取ると共に、かつての自分を重ねていた面もあったのかもしれません。

環が絵を仕事にしたいと思う理由は、これまでの環とりんとの関係にもある。本作を通じて成長してきた環の印象は、母親が仕事で一緒にいられる時間が少なかったり、数年も新潟に行ってしまったりと、色々なことがあった割に、素直に育ったいい子、手がかからない子というものでした。ただ、今回改めてその裏で彼女が感じていた寂しさと、その気持ちと空いた時間を絵に向けていた事が語られたことで、今の環が絵に向かうきっかけになった理由そのものが、これまでの環の描写からもしっかりと感じられるのはよい展開でした。

環が帰った後しまけんの元にやってきたりんに対し、しまけんが伝えたのは厳しい道へ誘い込んでしまったかもしれないという、僅かな公開の言葉。既に環が絵を描いていたことを知っていたりんからすれば、意外というほどのものではないのかもしれない。ただ、それでもそれを素直に認めるのは親として心配なのはわかる部分もあり、果たして明日の環の告白にどのように答えるのか気になるところです。

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又三郎

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