2026年3月30日より放送開始NHK朝ドラ風、薫るの50話感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
風、薫る 49話 10週目『疾風に勁草(けいそう)を』
入院する夕凪 ヨシさんの活躍
外科での研修を終え、次は内科での研修へと話は進むも、夕凪と呼ばれる女郎の心中騒動が起きた、前回のお話。
今回は前回登場した夕凪に絡むお話が展開。共に運ばれなくなったジュンさんとの話が語られるも、無理やり薬を飲まされていたことがわかる。ただ、それでも彼女からすれば死んで救われるならそれでも良いかと、今を生きることの辛さがにじみ出てくるお話でした。
そんな中やってきたのは、夕凪が所属する錦栄楼の男。早々に働いて金を返してもらおうとする彼ですが、そこで活躍を見せたのはヨシさん。前回ちらりと元々女郎で働かせる側についていた、という話がありましたが、今回その経験あってか男をものともしない堂々とした態度や、夕凪に休ませるための咄嗟の嘘など、非常に頼れる姿を見せてくれました。
そんな彼女がなぜ今の看病婦の仕事に就いたのか、果たしてどんな理由があるのか少し気になりますがここからの話で触れられたりするのでしょうか。
ヨシさんの言葉はひとまず男を帰らせることができましたが、それで問題が解決したというわけではない。あくまで先延ばしにできただけの状況で、戻れば地獄、逃げても捕まれば地獄という状況の中で、りんと直美は逃げきることを提案する。ここで早退するりんの流れとバーンズ先生のツッコミ、りんの嘘をつくのが下手な感じが凄くらしくてよかったですね。
廃娼運動 卯三郎からりんへの手助け
ともあれ、何も用意もなく逃げても捕まるだけ。そこでりんが頼ったのは卯三郎さん。これまでも度々りんを助けてくれた彼ですが、今回見せたのは厳しい言葉。一人を助けた所で、社会は変わらず、では同じ問題を抱えた人がいたら皆助けていくのかという正論。
りんを助けたのは、あくまでそれにふさわしいリターンが見込めたから。自分の元に帰ってくる利益というだけではなく、社会全体を面白くするという彼の行動の理由が改めて語られることになる。
卯三郎さん五断れてしまったのかと思える流れでしたが、彼は直接助けはしないものの、冒頭シマケンの話で触れられていた廃娼運動の話へと繋がり、りんに対して一つ道を示すことになる。この話を聞いて動き出すりん、そんな彼女だからこそ卯三郎さんも期待してしまうのだろうなと思えてくるシーンでした。
それを裏で聞いていたシマケンですが、最初その新聞記事に対して文学としてはどうなのか、といった話ぶりでしたが、りんの行動がその考えを変えていくことになるのかも。
来週の予告では、看護婦養成学校の廃止、病院から追い出すなど予告を見ていても、このりんの行動が巡り巡って色々と物事を起こしていくように見える流れが見えました。看護婦を目指すというだけではなく、何やら世間に大きな波風を立て始めているようにも見える本作。どのようなお話が描かれるのか楽しみです。


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