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漫画 宇宙兄弟 最終回 432話「弟 日比人と兄 六太」感想 【モーニング2026年28号】

漫画 宇宙兄弟 最終回感想 感想文
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2026年6月11日配信開始、モーニング2026年28号で掲載された宇宙兄弟の最終回432話「弟 日比人と兄 六太」の感想記事です。ネタバレもあるので注意してください。

弟 日比人と兄 六太

幼い頃に宇宙飛行士になることを誓い合った兄弟の物語がいよいよ最後を迎えましたので、これまで感想記事などは書いてきませんでしたが、読み続けてきた漫画が最終回を迎えたということで、折角なので少し感想記事を残しておこうと思います。

最終回の展開

無事に宇宙からの帰還に成功した二人、宇宙から戻ったばかりということでリハビリの最中なのでしょうが、そんな二人の最終回は、病院から脱走する二人の姿から始まる。

そのタイミングを刻む描写の中の一つに、二人に対して宇宙飛行士になりたいと願う少年が手紙を送るコマが差し込まれているのが、実に最終回らしい流れでよい。かつては自分たちが憧れていた宇宙飛行士になったのだと分かり、二人に対する世間の熱は40日ですっかり冷めてしまっても、それでも二人が残したものは次の世代に繋がっていることがわかるのがよいですね。

そんな最終回冒頭の流れでちょっと余談ですが、何やら2029年でブームになっているとされる、『ペラッツォ』という食べ物が目立っていました。未来のブームというだけあって現実には存在しない食べ物のようですが、ちょっと気になる食べ物です。

病院を抜け出した二人が行ったのは、自転車で宮古島を駆け抜けるというもの。地球を感じたいというのも、宇宙に出て、命の危機を味わったからこそ。普通に地上で生きているだけではわからない、地球にいる喜びが感じられるというのも、宇宙飛行士を題材にした作品だからこそ深く描けるものな気がします。

理想の未来と、過去との繋がり?

後日談として描かれたお話では、せりかさんとの関係がうまくいっていたり、シャロンの難病が解決の方向に向かっていたり、何もかもが上手くいっている、と思わせておいてあくまでそれは六太による理想の想像。

六太自身の言葉にあった通り、そのすべてがそうなるとは限らない。ただ、それでもそうやってよい未来を思い描いて動いていく事こそが、そういった願いを実現する鍵なのではないかとも思えるシーンでした。

最後に語られた流れでは、地球に帰還する際の出来事が、二人が宇宙を目指したきっかけと重ねてきたというのが良い感じ。実際にそれが事実かどうかは定かではありませんが、極限状態を超えた二人が人間が理解できない出来事に遭遇した、なんていうのも、なかなか夢がある終わり方。宇宙を目指し、たどり着いた二人の兄弟の最後の出来事が、自らの原点にも繋がっていたのかも、となるのはなかなか夢がある展開でした。

そんな最終回のラストは、これまで通り先を突っ走る日々人を追いかける六太の姿で締めくくられ、それは最初から夢に対して駆け抜け続けていた日々人と、送れながらも追いついてくる六太、そんな二人を象徴するかのような流れ。宇宙に対する夢を一つ果たしはしたものの、それはあくまで一つの節目。どこまで行ってもこの兄弟の関係は変わらないまま、宇宙への情熱を胸に進み続けていく二人の姿が想像できる何とも心地よい幕引きとなっていました。

作品全体で見てみると、途中の流れが一度見た展開をやり直しているようにも思えたりと、少し中だるみしたところもあったかな、と思わせる部分もあり。しかし、なんだかんだ成功する最後になることは疑いがない中でも、最後の六太が宇宙に放り出され、その回収へと向かう流れは緊迫感もあり、まさに宇宙兄弟というタイトルを象徴するよう流れとなっていました。

長く続いた作品が、一つ終わるのは寂しいものですが、納得のいく最終回を見ることができ、本当に良かったです。そんな、ついに最終回を迎えた『宇宙兄弟』、その最終46巻は来月7月22日(水)発売とのことなので、こちらも楽しみに待ちたいですね。

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又三郎

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