2026年3月30日より放送開始NHK朝ドラ風、薫るの86話の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
風、薫る 86話 17週目『岐路にて』
直美と文との別れが描かれた先週のお話、そこから続いた今日のお話は直美が新たな一歩、派出看護へ向けた道を踏み出すお話となっていました。
派出看護への道を進む直美
これまでのお話で、お金がないから看護を頼むことができず、病気を悪化させてしまった人々を見届けてきた直美でしたが、今回彼女は貧しい人でも医療を受けられる方法を探し始めることになりました。
今の社会では、病院に連れていけないが故に病が悪化してしまう事がある。それは当たり前で、それでも幸せに死んで行ける人がいるのも事実。しかし、看護婦として、助けられる命があることを知った直美からすれば、助けられるものは助けたいという考えがあり、その結果選んだのは看護婦だけでも安い価格で看護を行う、派出看護、という制度。
捨松様との相談では、複数のプランを用意し、看護婦の質を変えることで費用を変えるという提案をされる。直美は、最低プランは無料で、という方向で進めたいようですが、このあたりは現実との折り合いをつけていく話が今後描かれるような気もします。
今回の直美、即決といった感じで院長の元へ病院を辞めにいくと伝えていましたが、彼女がこの行動に動き出せたきっかけには、文さんが渡してくれたお金があったが故というのもよい感じ。直美の大事な人が託してくれたものが、彼女が次の夢に向けて動き出す原動力になり、これまでの直美の母とのお話が活かされている展開でした。
また、院長もまた以前から見せていた通り、医療を全ての人に届けるという目標に対して理解を示し、手を貸してくれるというのもよい感じ。簡単な話ではないですが、周りに理解してくれる人がいるというのは、直美が進む支えとなりそうです。
そんな今回、以前の話で話題に出ていた万作さんが院長のスパイだったという話も、うまく使われる。万作さんが直美に語った、頼ってもらうと嬉しいという言葉は、彼と院長との関係を表すものでしたが、今回直美が行った後任の看護婦取り締まりのサポートに向かわせるよう動かす言葉も、この言葉あっての物だったきがする。また、最終的にはりんにも素直に頼るという方向で絡んでくるのかなという気もしますね。
りん 黒川との再会
そんな今回、りんのいる新潟で描かれたのは、りんと黒川との再会。あまりに突然の再開だったので、最初一瞬誰だったっけ?と思ってしまいましたが、東京で先生としてのりんに対しては、熱血教師、という言葉を放ってきた黒河先生だったようです。
元々は新潟に実家の病院があり、帝都医大病院で学んでいた彼でしたが、病院を継ぐために新潟へ戻ることになったとのこと。設備は最新のものに整えはしたものの、それでも当然新潟に看護婦はおらず、りんの事を知り声を書けたようです。
新潟で鉢合わせというまさに運命としか言いようのない再開ではありましたが、病院を辞めた理由が理由だけに簡単に看護婦に戻るとはいかないのが難しいところ。
ただ、今回の新聞記者の看護婦に対する偏見への反論を見るに、りんの中にある看護婦を目指すという気持ちはまだ消えたわけではないのも確か。
黒川先生との再会や、直美が目指した新しい道は、そんなりんが再び看護婦を目指すきっかけになっていくのかもしれません。


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