2026年3月30日より放送開始NHK朝ドラ風、薫るの94話の感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
風、薫る 94話 19週目『黎明(れいめい)の翼』
新潟での赤痢、感染が広まり状況はなかなか改善しない中、直美のかけた声が村の人を動かし、少しずつ手助けが増え始めた前回のお話。今回は、赤痢の解決へと向かうお話となっていました。
村人の助け
前回の直美の呼びかけ、最後には料理を作りに助けに来てくれる人の姿がありましたが、今回は更に排泄物を捨てる穴を掘るの人も増え、村人総出で避病院を助ける形へと変わっていきました。
とはいえ、それでもまだ病床は足りず、村長の家を借りられないかと声をかけにいくことになる。拒み続ける村長、村の事を思えば開放するのが正しいのでしょうが、結果的には彼の妻が赤痢にかかったことで場所を提供してくれることになる。一見すると利己的な話ではありますが、自分の家に病気の患者を入れられるのかと思う事は、単純に否定してよいものではないものでもあるように思えますね。
そんな中、りん達がこの村で初めて遭遇したあささんの看病が話の軸となっていく。コレラの際は、納屋に入り込んだ父と会えずに終わってしまったりんからすると、弱っていくあささんとその息子との関係は、かつての自分と重なるものでもある。
今回のりんは、以前患者を連れだしてしまった時のような危うさを少し感じさせるものでしたが、それを感じ取ったかのような直美の言葉がなかなか印象的でした。
とはいえ、その息子の気持ちを蔑ろにするわけではなく、あくまで安全な外から声をかけるという形で母親に声を届けることになり、その声が弱っていたあささんに再び前を向かせるきっかけにもなったようです。
柳生は政府職員だった
そんな赤痢のお話ですが、段々と状況が改善していき今回無事に解決まで至ることになりました。そこで明かされたのは、赤痢の患者であった柳生の正体。
内務省衛生局の人物とのことで、今回の赤痢の調査へ向かう中で感染してしまい、避病院に入ることになっていたとのことです。
今回の赤痢、直美たちの働きもあり他の地域のケースと比べてかなりの良い結果を残せたとのこと。おそらく、これまでまともに対応することができなかった感染症に対する、一つのモデルケースと言えるものにもなりそうで、今後の看護婦の立ち位置を向上させる大きなきっかけにもなっていきそうです。
また、今回直美と派遣看護の件を、柳生に伝えられたのも大きなポイント。看護婦の有用性が明確に示された今回の事件、そこで活躍した直美が進める派遣看護に対しても何か支援が始まってもおかしくはない。また、横溝も今回の件は新聞にのせることになるでしょうし、直美に対してよい風が吹き始めたように思えるお話でした。


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