2026年3月30日より放送開始NHK朝ドラ風、薫るの83話感想記事です。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
風、薫る 83話 17週目『脈動』
寛太の調査から直美の母親が文であることはほぼ間違いないとなった前回のお話。そこから続いた今回は、文の病状が悪化、それに伴う直美の悩みが描かれることになりました。
藤田先生と直美
病状が良くならない文さんの看護を続ける直美ですが、文さんの吐血を前に藤田先生を頼ることになる。藤田先生、最初はりん達に嫌味を言うためだけにいるような登場でしたが、直美の手の上で転がされたり、いつのまにやら直美に心を寄せていたりと、作中でも動きが多く実は結構好きな登場人物です。
良くも悪くも素直な人といった感じの彼ですが、今回見せたのは医者としての側面。文の病気を胃がんであるとつきとめはしたものの、既に全身に転移してしまっていた。伝えてもどうしようもないそれを、死に向かう患者に敢えて伝えるかどうか、というあたりに悩みが出ており、直美にすらも伝えるかどうかを迷ってるようでした。
そんな彼がガンの事を直美に伝えたのは、文が直美の母親であると知ったが故。そして、伝えたのは看護を続けてあげてほしいという物。医者としてはそれ以上何もできない状況でも、看護はできる、彼の祖母に関する話を合わせて、命に対して真剣に向き合う彼の姿勢がにじんで見えたのが非常に良いシーンでした。
帰って来たりん
今回ちょっと驚きだったのは、思ったよりもあっさりりんが帰って来たという事。あくまでお休みを取ったうえでの一時的なもので、作中ではすでに半年はたっているとはいえ、見ている側としてはまだ旅立って早々。直美さんの様子を書いてくれた環の手紙を見て次のシーンでは戻ってきている、となって少しびっくりしてしまいました。
そんなりんですが、直美に伝えたのは、文さんの気持ちではなく、直美さんがどうしたいかで考えて、というもの。
これまでも自らの助けたいという気持ちを優先してきたりんだからこそ言える言葉ですが、特に今回は直美は看護をしているとはいえ、文さん相手に看護婦として接しているわけではないというのが大きい。
おそらくこれから直美がやろうとすることは、以前のりんが看護婦として間違った事とよく似たものになると思われます。しかし、看護婦ではない娘という立場であれば、それは決して間違いではない。
果たしてこのりんの言葉が、直美をどう動かすのか、明日からの展開が気になるところです。


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