2023年3月5より放送開始したスーパー戦隊シリーズの第47作目の作品『王様戦隊キングオージャー』。バグナラクとの戦いが終わってから2年、宇宙から新たな敵が現れる。
現在46話まで放送されましたが、その中で気になる点が複数見受けられ、今後の伏線などもまかれていそうです。
この記事には最新話のネタバレが含まれますので未視聴の方はご注意ください。
第46話『命の美しさを知れ』感想
グローディーの秘密
突然のグローディーの襲撃に集まるキングオージャー面々。ヒメノの命を刈り取る力の一撃を受けても、再び立ち上がるグローディー。なぜか死なないグローディー、ヒメノの一撃で死ねなかったことを本人も疑問に思い、ダグデドへ問い詰めるために撤退していく。
その場に残ったのは、紫色のシュゴッドソウル。とのことで、その解析の結果様々なことがわかる。
グローディーはシュゴッドソウルを大量に取り込み不死身になったギラのような存在であること、しかし、それでも命を刈り取る力が聞かなかった理由は不明。ダグデドの元に戻り、ここまでは思い出したグローディーは、死ねないならそれはそれとして、人を皆殺しにて静かにさせるとより質の悪い方向に方針転換。
再び戦いの中、姫野によって明かされたのは、グローディーは、死んだその肉体を能力で動かす、自分自身すらもこれまで操ってきた死体のような存在だという字ずつ。
それに対抗すべく、ヒメノは、ジェラミーから取り出した王の力、永遠の命をグローディに移植する。
その力を受けたグローディーは、血色もよくなり、その肉体に熱を帯びまさに蘇る。
とはいえ、命を得たからそれで満足するとかそういったことは一切なく、その命のすばらしさをかみしめながら、他の命を滅ぼそうとするグローディー。
今回、グローディーに命を与えて、ヒメノの力でそのまま決着、かと思いきや、まさかの前後編。
命を得てよりパワーアップしたグローディーは再び神の怒りを実行。後編である次回は、ある意味、かつての神の怒りへのリベンジ回となるようです。
ヒメノとジェラミー
今回の話でスポットが当たったのは、ヒメノとジェラミー。
当たり前の話として語られていたのであまり気にしていなかった、ジェラミーが2000年間ほとんど年を取っていなかった問題にスポットが当たり、その力こそがジェラミーの王の力であることが語られました。
永遠の命を持つジェラミーと、永遠の命こそが究極の医療の形なのではないかと考えるヒメノ、そこに、実際永遠の命を持っているギラと不死身のグローディーの話が加わることで、命の在り方について問うようなお話に。
少しばかり理不尽気味なギラへのあたりもありましたが、永遠とは本当にいいものなのか？というのは、まさにジェラミーにとっては深い問題で、今回の話ではそれを自ら捨てることになる。
死を知らないグローディーのように、死を周りに振りまく存在となってしまうのではないかという一つの答えの元、永遠の命を否定、グローディーの討伐へと向かうことになりました。
この話題をするとちょっと気になるのは、まさに同じく永遠の命を持っているだろう、ダグデドの件。
まさに退屈を持て余し、死を振りまく存在となっているというのは、まさにダグデドにも当てはまることのような気もしますが、今回の永遠の命に対する一つの問いかけが、ダグデドに対する何らかの答えになるなんてこともあるのかもしれません。
ただ、ジェラミーの永遠の命問題なんかは、結構重い話の割に、今回急に出てきたような印象も受けるので、やはりもう少し以前からそういう方向で話を振っておくべきだったんじゃないかなという気もするお話でした。
しかし、本当に久しぶりにバグナラクの一般人サイドに話が向き、命に対する向き合い方を少しずつ教えていこうとしているという話はよかったです。いきなり大きく変わるのは難しくても、少しずつ変わっていこうとする国民とそれに向き合う王様というバグナラクの姿が見えたのはよかったと思います。
次回47話『神を黙らせろ』
次回は、グローディーの手により再び起こされた神の怒りと戦う話となりそうです。大量のゴッドシケイダーをどう処理するのか、民間人をどう逃がすのか、6王国が協力して神の怒りにどう立ち向かうのかといった話になりそうです。
同日放送、仮面ライダーガッチャード感想はこちら↓
キングオージャー 毎週日曜9：30放送中
現在放送中の王様戦隊キングオージャー、これからどんどん盛り上がっていくだろう作品この機会に見てみてはいかがでしょうか。
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