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アニメ NEEDY GIRL OVERDOSE 12話 感想 INTERNET YAMERO【ニディガ】

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NEEDY GIRL OVERDOSE(ニーディ―ガールオーバードーズ)

2026年春アニメ、ゲーム『NEEDY GIRL OVERDOSE(ニーディ―ガールオーバードーズ)』のアニメ化作品の12話『INTERNET YAMERO』の感想記事です。筆者は原作となるゲームは未プレイ、アニメの内容のネタバレ等含まれますのでご注意ください。

INTERNET YAMERO

カラマーゾフとの勝負に負け自暴自棄になった姿を延々と描き続けた前回のお話。今回描かれたのは、前回のラストでパープルロリポップとかちぇがあめちゃんの家へと向かった続きのお話。合間のパロディ的な描写は見ていてつらい部分はありましたが、話の転がし方はなかなか良い感じで、最終回が気になる展開となっていました。

家で自暴自棄になっていた超てんちゃんを抱え、家に連れて帰ったパープルロリポップ。彼女が行ったのは、超てんちゃんをネットから切り離す、いわゆる、デジタルデトックス。結果的にそれは今の超てんちゃんに本当に必要な物だったようです。

これまで、ネットで自分にすがる人を救おうとしながらも、同時に数多の悪意にさらされ苦しんでいた彼女。しかし、それは自らエゴサを行い、自分でそれを見に行ってしまうから陥るという面も少なからずあった。とはいえ、自分がネット上で認められていることが、彼女が生きる理由でもあったわけで、承認欲求を満たすためにはエゴサをしないわけにはいかない。結果的に、悪意にさらされどんどん心がすり減っていくという、負の連鎖を断ち切る上では、ネットから離れることこそが本当に必要なものだったようです。

カラマーゾフのいた理由

一切ネットに触れないまま、今の自分を見直し再び前を向く、というのが今回のお話の肝。そこで描かれたのは、カラマーゾフのメンバーやかちぇとの交流。

やはり、どこか似通った部分もある彼女たちは、向き合って話をすれば意外と打ち解けていく姿が印象的でした。美血華とは、特に親し気になっていたように見えましたが、それは配信に向き合う根本の部分に共通する部分が多かったが故なのかもしれません。

また、ねちか様に関連して描かれたのは、彼女の父親の死。葬式の場では、相変わらず作中で異常なぐらいに爽やかな弟たちにちょっと笑ってしまう。

超てんちゃんを主役としながら、それに対抗するカラマーゾフを中心に描いてきた本作。最初はなぜこの3人の少女たちが必要なのかと思いながら見ていたところもありましたが、今回の話を見ているとこの3人は超てんちゃんの要素を三つに切り分けて描いていたのかなという気がしてくる。

美血華は、誰かに認められることで自分を認めるという承認欲求的な側面、ねちか様はあめちゃんが持つどこかシニカルな部分と根本にある親との確執、そして、パープルロリポップは、ネットにさらされ色々と歪みながらもなお奥底にある不思議な純粋さといった感じ。

そうやって、よく似た要素を持つキャラクター達を向き合わせることで、超てんちゃん以外の側面から、超てんちゃんの内面を描くことにつなげていたのかなと思えるお話でした。

全ての人に知られているわけではない

そういう意味では、本作の中で一番いる意味がよくわからなかったのがかちぇでした。ただ、超てんちゃんが語ったように、かちぇは普通の一般人として必要な存在として描かれていたことがわかる。

そんなかちぇにからんで特に印象的だったのは、ラーメン屋の店員との会話。皆が超てんちゃんを知っていて当たり前、という前提で話が進んでいた本作ですが、当然世界には彼女を一切知らない人だっている。

ネットに触れ続ける、そこで頂点を目指し続けていたが故に、頭では理解していても、どうにも実感がなかったその事実を今回明確に超てんちゃんが知ったのは、彼女の視点を広げることに繋がったのかもしれません。

その後の超てんちゃんの復活劇は、正直、今回が最終回でもおかしくはないラストで締めくくられる。しかし、ネットに復活し、改めて登録者数世界一位となった超てんちゃんは、あっさりとインターネットから姿を消してしまう。

次回、残された最終回は、彼女が作った教会、ネットから去ったあめちゃんのその後が描かれることになるようです。

超てんちゃんのこの行動の理由は、ラーメン屋の男性は超てんちゃんを知らなかった、という事を知ったのが関係しているのかも。インターネットで頂点に立とうとも、それだけでは届かない人たちがいる。ならば、ネットを見ている人たちだけではなく、もっと広い範囲へと自分の救いを広げようとして新たな道を選んだ、ということなのかも。

来週のエピローグで気になるのは、超てんちゃんから卒業したあめちゃんが何を思っているのかという事。超てんちゃんであった時と同じように、誰かを救う事で自分を認めさせ、自分の存在を肯定したいという気持ちをより広い範囲へ広げたという事なのか、はたまた、それ以上に大きな心の変化があったのか。来週のあめちゃんがどのように描かれるのか、気になるところです。

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又三郎

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